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7 頑張るぞっ(キラキラ)

「ならお前たちでいいから、俺の相談を受けてくれ!」


「わかりました。相談内容はなんですか?」


「いやぁ〜、あのな、クラス替えってさ、な?」


な?と言われましても全くもってわからないんですが。


「なるほどっ!先輩は、クラスで一緒になった女の子がかわいいって一目惚れしたけど、どうやって声かければいいか分からなくて困っているということですねっ!」


「そういうことだ!」


いや、千星よ。今のでどうやったら分かるんだい??凄すぎるぞ。


「じゃあ、どうやって関わるべきか私たちに丸投げして、考えろって言っているってことなのね!!」


「…。」


「「未璃奈 (みーちゃん) 、言い方よ言い方。」」


この人も黙っちゃったじゃないか。


「ま、まあ、ていうことで頼んだぞ!俺は、バスケ部のキャプテンだから、はやく戻んねぇと!」


それ、ここ来て大丈夫だったんですかww?部員たち困りますよ??


「では、また明日いらしてください。」


いや、だからこの人部長なんだってば。かといって、俺たちもこの時間しか活動してないんだけどねww。


___


「うーん、と言ってもな…。何かいい案思いついたか?」


「イマドキ、インスタフォローしてればある程度の関係は作れると思うんだけどなっー。」


確かになー、でもバスケ先輩の言いたいことはそうゆうことじゃないってことだよな〜。


「学校生活の他愛のない会話から始めるのがやっぱりいいんじゃないか?」


「そんな奥手になる必要はないわ!!男ならもっとグイグイ行かないと!!」


さすがです未璃奈さ〜ん。多分、俺よりも男らしいと思う。真の男的な。ww。


「…、君、今なんか失礼なこと考えてたでしょ。」


なんて勘が鋭いんだ!次元がおかしいぞ、それは。二人ともなんかしらの超能力絶対持ってるだろww


「イヤ、ソンナコトナイヨ??」


「……。そうなのね(圧)(ニコニコ)…。」


怖いです、すみませんでした。ガチ怖いです。女子って裏が怖い。ん?てことは、やっぱり女なのか??でもさっきは男で…あれ?(駿樹、残念ながら圧に押されすぎて正常でなくなってしまった。)


「こんな奴ほっといて、千星、続き考えるわよ!」


ぷはっ、やばいやばい。そろそろちゃんとやらないとな。うん。


「りょ〜かーいっ」


相変わらずゆるいなーww。


「なら、たとえば君なら何て言うのよ」


急に話振られた!!心の準備的なのをくれ!!


「う、うーん。そうだなー、俺だったら…。興味ありそうなのは何かとかその子の友達に聞きまくるかもな。」


「必死感がすごくて何とも言えないねっ」


「ちょっと行き過ぎじゃないかしら…」


「お前らが言えって言ったからだろ!?」


ひどいぜ、言わせといてこの仕打ちとは…。くうぅっ、恐ろしいぜっ!


「「……。」」


そんなジト目で見なくたっていいじゃないかっ!!そして鋭いんだよな!


「じゃあ、お前らは実際どうするんだよ?」


「私は、その子を今どれぐらい知ってるかによるかなっ〜」


ほう。


「例えばどういうことだ?」


「お互いほとんど知らない仲なら、どんな部活やってるのー?とか、誰々と仲良いんだー、みたいな会話するかもなっ〜」


「なるほどなー。未璃奈はどうだ?」


「私は…、グイグイ行かずに陰ながら目で追っちゃうタイプだからそういうことは…。えへへww?…。」


おいっ!えへへww、じゃないよ!!少しギャップ萌え…いやいや違う違う!!危うく(自分で、勝手に)流されるとこだったよww。


「さっきと言ってることがまるで違うじゃないか!」


「しょうがないじゃない!!それはそれ、これはこれよ!」


ひどいな!理不尽にも程があるぞ。


「でも逆に!だから、男子からいっぱい来てくれたらいいってことよ!!」


あー、それならさっきの話とも辻褄が合うな。


「ていうか、悩んでる時間があるならもう告白した方が早いんじゃないかしら?」


「は?」


「だって付き合ったなら解決じゃない。」


いやいやそうだが、それを言い出したら元も子もないじゃないか。


「それで行っちゃうっ??」


千星まで…、みんなだいじょばないね…。


「じゃあレッツゴーよ!」


「おー!」


「おぉ…。」


これでいいのかな…。心配だなぁー。


___


バスケ先輩が部活終わりに部室に来てくれたのでまとまったことを話すことに。


「ということで告白してくださいっ」


「えぇぇぇぇ????」


ですよねっ!そうなりますよねっ!!


「悩むぐらいなら潔くいった方がいいですわ!!」


「そうそうっ」


「そういうものなのか。」


バスケ先輩、もう納得仕掛けてるやんww


「先輩、これでよかったのですか?」


「せっかくお前たちが考えてくれたのだろう?それを無駄にするような男じゃないさ!」


なんかカッコイイ!(キラキラ)


「じゃあ、そうと決まれば行ってくるよ!!」


いや、はやっ!もしやこの学校の先輩にはこういう行動力ある人しかいないのか!?


「「が、頑張ってくださーい!」」


「ふ、ファイトでーす」


健闘を祈ろう!


___


「お前たちありがとうな!!」


バスケ先輩は告白に成功したそうだ。正直、無理だと思ってました。すみません。


「付き合えたんですね、よかったです。」


「なんの話だ?」


そういえば部長は昨日すっばやくスタコラさっさーって行っちゃったから知らないんだった。


「俺が昨日相談しに来て、そしてアドバイスをもらったんだ!」


「何てアドバイスしたんだ?」


「もう告白しちゃえって言われたから昨日の放課後に言ってきたんだ!!」


「君たち!」


はいっ!?急に強い口調になった部長。


「もう少し丁寧に考えなさいよ!!今回は成功したからよかったけど、もし失敗してたらどうするつもりだったのよ!私たちに相談したせいで深い傷を負うことになったのかもしれないのよ!」


確かに軽いかなとは思ったが、そこまで深く考えれていなかったな。これはしっかり反省しなきゃだ。


「「「すみませんでした…。」」」


「がははっ、素直な奴らだな!俺はお前らのお陰で助かったから感謝しているんだ。今度から気をつければ全然イイだろ?」


優しいっ!(キラキラ)


今回の相談は100%成功とはいえなかったな。

次からもっと頑張るぞっ!

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