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インザダスト第1回私は自分の記憶をなくして、何かの牢獄に入れられている。ここはどこか、 いつの時代なのか記憶がないのだ。

■インザダスト第1回(1986年)SF同人誌・星群発表作品

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

●http://www.yamada-kikaku.com/ yamadakikaku2009ーyoutube





■ 彼女は偉大なる創造主であった。


そして創造主であるがゆえに悩んでいた。




ある種の人間的感情かもしれない。自ら構築した世界が

失敗作であると認める事は彼女の自尊心を深く傷つけざるを得なか

った。


そういう自尊心を持つがゆえに彼女はあまりに人間的であっ

た。


 今や、彼女は憂罰状態にある。


 ■巨大なピラミッドが男の前にそびえ立っていた。


男の心に不安がよぎった。立ち止まろうとする。理知的な顔立ちであった。


そして彼の任務は。。。


ピラミッドのゲートをくぐる。この先に

、男に希望を与えてくれるものがあるのだろうか。


 誰かが男を見つめているような気がした。


マザーの監視員かもしれない。


 男はゆっくりと光り輝く金属でできたピラミッド内の通路を歩いていく。


 遠くの方に光点がある。そこまでの距離は遠くにも近いように

も見える。


男は手をのぱし、光点をつかむかのように歩く。


 突然、男は足もとをすくわれた。というよりも地面がない。

た。

解放感と欠落感が同時に男を襲っていた。ごこかに向かい落下している。


感覚がそう告げていた。男の意識は遠のいていった。



■頭がわれるように痛い。


私が目ざめた時、目の上にはりす汚れた天井があった。


小さな部屋だった。


 私はしばらくの間、横たわり私自身について考えていた。


今までの事は何一つ覚えていない事にしなければならない。


持ち物は何もなく、たた首からふらさがった小さ々ペンダントが唯一の持ち物だった。


 それは、小さなハート形をしていて、金でできているようだ。


表面に小さな文字が打ち込まれている。


 私はもっと観察しようと、それを両手でつかもうとした。


衝撃があり、私はベットの上で気絶しそうに。


ようやくの事で、それ本来の使い方を思い出していた。


そして誰かかゆり起こそうとしている。


 老人が、一人私の顔を々がめていた。


 「新入り、起きろ」


続く

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

(1986年)SF同人誌・星群発表作品

●http://www.yamada-kikaku.com/ yamadakikaku2009ーyoutube



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