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異世界をゴーレムと伴に歩む  作者: ぴっぴ
第1章 ゴーレム使い放浪編
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第17話 旅立ち

 領主を悪の手から守り抜いたゴン、襲撃の2日後に領主様は正式に自由都市グレートフリーデンの領主として任命された。


「有難うゴン殿! お陰で無事に就任できたよ」


「おめでとうございます! 頑張った甲斐が有ります」


「ゴン・・・・・・」

「本当に行くんですか?」


「うむ、達者で暮らせよ」


 ここでの俺の仕事は終わったので俺は又旅立つ事にした。連れの2人はここで暮らす様だ、ここは居心地が良いし、領主のメイドなので待遇も良いからね。


「ゴン君、何時まででも居てくれて構わないのだよ、わざわざ危険な所に行くことは無いだろう」


「俺はこの世界をもっと見てみたいのですよ、色々な物を見て、色々な物を食べてみたいのですよ領主様」


「そうか、では仕方無いな。ではこれを持って行きたまえ。自由騎士のメダルだ、君は今日からフーダムの自由騎士だ、きっと旅の役に立つだろう」


「有難うございます領主様。色々とお世話になりました」


「「ゴン、一緒に行けなくてゴメンネ」」


「気にするな、人は住みたい所に住めば良いのだ。何か困った事が有れば冒険者組合に連絡してくれ、俺に出来ることならやってやるよ」


 領主様から何やら高価そうなメダルを貰って俺は度に出る、相棒は2体のゴーレムと何時ものゴーレムハウスだ、行くあても無いので気楽な一人旅だな。


「行くぞ、ゴーレム」


 何だかんだで自由都市フリーデンに3ヶ月程暮らした、確かに活気が有って良い街だと思う。しかし俺はもっと違う景色が見たい、特に見たいのは海だな、海の見える街で生まれた俺は海が見えない場所では落ち着かないのだな、これは山育ちの人間には分からないだろうな、まあ仕方ない事だ。

 それと旅立つに当たってもう一つやる事が残っていたな、ではやろうか。


 外から見ただけでは唯のゴミ箱、しかしそれはゴンの造ったゴーレムだ。何故ゴミ箱に偽装しているのかと言えば、それは人には言えない事をするためだ。ゴンが領主に言った(俺なら簡単に領主様を殺れます)と言う台詞を覚えているだろうか? 彼はそれを今から実行するのだ・・・・・・と言っても殺るのは領主様では無く、襲撃犯の親玉の方だ。

 襲撃犯を締め上げたが、カットアウトを沢山作られてて襲撃犯の親玉にまで手が届かなかったのだ。だから襲撃犯の親玉は未だに平気な顔をして都市に住んでいた。俺は出て行くが、残された2人の連れや領主様の為には成らない害虫だな、俺はそれをほっとく程甘くは無い、第一俺は警察でも裁判官でも何でもないのだ、つまり証拠なんていらないのだな。


「ほほう! やっと疫病神が街を出て行くのか!」


「これで我らは安泰ですぞ、ほとぼりが冷めたら領主をぶっ殺してやりましょう! ゲル様!」


「クククク、やはり儂はツイテおるの! 儂は神に愛されているのだ」


「その通りでございます!」


 俺はゴーレムに意識を飛ばす事が出来る。だからアイツ等の傍に有るゴーレムは俺の目であり耳でもあるのだ。そして気配の無いゴーレムは誰にも気がつかれない、だから俺は世の中の誰で有ろうと殺せるのだな。


「クソ野郎だな、神の元へ行くが良かろう」


 何時の間にか襲撃犯の親玉の部屋の片隅に有ったゴミ箱、そこから毒矢が10本打ち出され親玉と腰巾着に突き刺さる、トリカブトの毒を使っているので悲鳴を上げる暇さえ無く即死だ、これで連れの2人と領主様は少しは安全になるだろう。ゴミ箱型ゴーレムとのリンクを切ったので、このゴーレムは誰が見ても唯のゴミ箱に成った、良く調べれば内部に変な機構が有ったり、箱の下に車輪などが付いているが、まさかゴミ箱が自分で動けるとは誰も思うまい。

 へへへ、またもや良い事をしてしまった、もしかしたら俺は死んだら天国に行っちゃうのではなかろうか? な~んてね。まあそんな訳無いんですけどね。


「さてと、ゴーレム。次は海を見に行くぞ。エビに蟹、海には美味い物が沢山有るのだぞ」


「「?????」」


 そう言えばゴーレムは飯を食わないから食物には興味が無かったな、ゴーレムが興味の有る物ってなんだろう? やっぱアレか、強化パーツ?


「海の見えるところで暮らしながらお前らを強化してやるから、頑張れ!」


「「ブン!ブン!ブン!ブン!」」


「おう! やる気になったかゴーレム!」


 どうやらゴーレムは強化されるのが好きみたいだな、尻尾を全力で振っている。ヨシヨシ、もっともっと強くしてやるぞ、俺は特技改造、趣味改造だからな。心なしかゴーレムハウスの速度が上がった様な気がする。今や俺の相棒はゴーレムだけなので大事にしなくてはな。


 相棒のゴーレムと伴に次の街を目指す、道行く人は恐れて近づいて来ないな。変わった外見だし、危なそうに見えるからね、でもまあ盗賊に襲われにくくなるから良いかな。


「何だろうな?」


 移動していると後ろを付いて来る人達がいる、5人くらいの集団で普通の人間に見える。丁度100m位離れた位置をキープしていて近づいて来ないが離れもしない。振り切るのは簡単だが、何か負けた様な気がするので振り切ったりはしない。

 昼飯時になったので少し広めの場所にゴーレムを止めて昼飯の用意をする、たまには美味い物が食いたいので火をおこして肉でも焼こうかな。そして、やっぱり少し離れた場所にいて休憩している5人組をジット見ていたら一人が離れて、こちらの方へとやって来た。



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