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夜市

幼稚園の時、友達に「夢の中で祭りに行ける」という作り話でからかわれた。その日、僕は寝る前につよくつよくお願いをした。大きな月と一面の星が輝く夜空に、赤い提灯に、数々の出店からの呼び込みの声、活気のある喧騒──。夢に落ちた僕の耳に喧騒が飛び込んできた。だが、星空も提灯も見えない。白いテントと大きな人しか見えない。「ほらほら、うちは活きがいいよ!詰め放題!」。僕は夢から覚めるように願って、目を瞑った。

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