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白昼夢

瞬きをするとそこに死体があった。小学校の下校中、ランドセルをガタガタ言わせて駆けてた足を止めた。いくら見ても柵にぶっ刺さってたはずのものはなかった。不思議に思って目を瞬かせた。フラッシュをたいたかのように死体が見えた。今度は目をつむって見た。死体があった。閉じたまま辺りを見渡す。死体の山があった。人間ばかりではない、馬や鳥のもあった。怖くなって、今度は目をしっかり開いたまま一目散に家へ走りだした。

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