8 っていうか、今気付いたんだけど、私の服ははだけ、マッパになっていた。
っていうか、今気付いたんだけど、私の服ははだけ、マッパになっていた。
きゃっ、いやーん! まいっちゃう☆
……。
こんなサービスシーン……誰も得しねえだろうが……。
私は両手で胸を隠した。
こんな事なら毛の処理しとくんだったよ……。もうモッサモサ……。
あ、眼鏡だけ残ってた。
……どんなプレイだよ。
とにかくこの辱めを早く終わらせなければ……。
しかし、嗚呼、私が今頼れるのは、目の前の頼りない守護女神しかいない。
「あ、あのさ、ベルチャットぉ……。私、いま全裸になっちゃっててぇ……、は、恥ずかしいんだけどぉ……」
私、媚びるガキ嫌い!
とかなんとか言っときながら、今の私は全力でガキに媚びている。大人ってズルいね。
「転生前はそういうものなんです。転生した命は、みんな生まれたままの姿で、この光の柱を通って行ったんですよ」
いやそういう豆知識はいいから……。別にいいから……。
私が今求めてるのは、アンタが今着てるような、即脱がせて即ファックスできそうな、すぐ着られそうな服だから……。
やっぱこういう察せない所が子供だなー、ベルチャットは。
「あ、あのね、何か隠すもの……ないかなぁ……?」
「あ、すみません、気付きませんでした」
一応、謝れるガキなんだな。1点あげちゃう。
察しは悪いけどな。
「光よ、彼の者に纏う衣となれーっ」
ベルチャットが念仏を唱え、右手を頭上に掲げて気円斬を描くと、白いもやもやした光が私の裸体を包み、新たな衣となった。
適度に透けてて、シースルーだ。おまけに表面がきらめいて、テッカテカ!
モデルが私じゃなきゃ、スッゲーエロいぞこれ!
あとベルチャットとお揃いだな、これ。
「うわあすごーい! これって、コロイドってやつ? コロちゃんって呼んじゃお♪」
初めて目にした女神技に年甲斐もなくテンション上がっちゃう。
「ありがと、ベルチャット! 頼りになるね!」
「いやあ、それほどでもー。えへへへー」
うわ単純。
ガキはおだてるに限るな。
……にしても私、ヒキニートしてたのに今日はやけに口数多いな。
普段は親ともまともに口利かないのに。
……なんか、ベルチャット相手だと話しやすいかも。
なんでだろ。
「あ、そろそろ出口ですよ。あの出口の先が異世界です。この度はご利用ありがとうございました」
「ウ、ウム……」
ついに来たか。
なんか緊張してきた。
今度は上手く生きられるかなあ……どきどき。
でも……。
あの光の向こう側に、キラキラ輝く、私の新しい第二の人生が待ってるんだよね!
「ベルチャット、わたし、行ってくる!」
私はキラキラに包まれながら、まだ見ぬ異世界への第一歩を踏み出した! あっ、なんか眠気が……。
…………
………
……
…
目が覚めると、私はギブロスに転生していた。