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信号待ち

 しばらくした後二人は再び中林運輸に向かった。そして受付の女性に刑事であることを明かし話す。

「すみませんが月森清明さんの写真はありませんか。」


  月森の写真を入手したので二人は警視庁に戻ることにした。神津は車を運転しながら木原に質問をする。

「最後の質問の意図が分からないな」

「何のことでしょう」

 神津は呆れる。

「だからなぜこの事件に美術が関係していると思ったかだ」

「それですか。気になったから聞いてみただけです。なぜ中林敦は絵画が飾られたコレクションルームで殺されたのか。殺害現場に何か真実が隠されている気がします。それが明らかになるまで犯人を断定しない方がいいでしょう」

「容疑者は月森清明だけではないということか」

「はい。もう少し被害者の人間関係を探った方がいいでしょう。このことを合田警部に報告しましょうか」


 信号待ちをしていた丁度その時ある男が中野警察署から出て来た。二人はそれを目撃する。

「あれは大野達郎警部補ですね」

「何で所轄署から出て来たのだ」

その時信号が青に変わった。考える間もなく車は発進する。

「詳しい話は明日聞けば良いでしょう」

「大野達郎警部補殿の見解が聞きたい。明日が楽しみだ」


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