表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/49

コレクタールームの密室 4

 二人に指示を与えた時北条はある物を発見した。

「合田警部。床から黒い粉末が検出されました。鑑識に回します。それと二つだけ気になることがあります。被害者の右手にも黒い粉末が付着していました。床から検出された物と一致するかは分かりません。もう一つ気になることは被害者の後頭部には汗のような液体が付着していました」

「それを早く言え。後頭部に付着した汗のような物は犯人の汗かもしれない。DNA鑑定をしろ」

 

 そして合田は最大の謎に挑む。それは密室殺人。被害者の後頭部に犯人の汗が付着していたとしたらそれは物的証拠となる。しかしそれだけでは冤罪の可能性もなくはない。合田には被害者をどのように殺したのかを暴いた上で犯人を逮捕することで冤罪を無くすという理想がある。つまり動機。殺害方法。物的証拠の三つが揃って初めて逮捕できる。

 

 合田は現場周辺も捜索する。密室殺人の謎を解く手掛かりがあると信じて。しかしそれらしい物は見当たらなかった。すると周辺の聞き込みをしていた刑事が合田にある報告をした。

「有力な証言が出ました。十二時頃怪しい男がこの林家の周りを徘徊していたそうです。この近くにあるコンビニの防犯カメラにも写っていました。これがその映像です」

その映像には黒いジャージを着た男が写っていた。

この映像を見た合田は木原に電話をする。

「合田だ。月森清明の写真を入手してくれ」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ