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ダイイングメッセージの意味

 二人はアトリエを後にして警視庁に戻ることにした。鑑識に木炭を提出するために。

車内で二人は推理を話す。

「今の所動機があるのは三人。中林玲子。今岡正巳。富山栄一郎。犯人はこの中にいる」

 

 木原は神津の推理に同意した。

「動機があったとしてもまだ謎は残っています。消えた凶器と煙草。密室トリック。第二の被害者の残したダイイングメッセージ山。ダイイングメッセージの意味が分かれば進展しそうだけど」

 

 考えているとラジオからニュースが聞こえた。

『昨夜未明鹿児島県の桜島の火山が噴火して町中に火山灰が降り積もりました。・・』

 木原はこのニュースを聞き閃いた。

「分かりました。ダイイングメッセージの意味が」

 

 神津も分かったような顔をする。

「山だろう。犯人は松原雲彩だ。彼のアトリエは山の中にある。だからダイイングメッセージは山だったんだ」

 木原は首を横に振る。

「そうではありません。」

「だったらまた山に今回の事件の手掛かりがある。この前の事件のように」

 

 木原は笑う。

「それはこの前の事件。そもそもダイイングメッセージは山ではなかったとしたら本当のダイイングメッセージは・・」

 

 その時木原の携帯が鳴った。

『大野です。富山栄一郎が姿を消しました。中林さんの家に行ったきり戻っていないそうです』


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