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ミノル 3

 この質問に小木は笑う。

「風景画を描いているのです。最優秀賞の賞金は百万円。さらに松原雲彩先生に弟子入りできるという得点付きです。そうやってフリーターから画家に転職するのです。大学では美術サークルに入っていたから技術的に一次予選は突破できるでしょう」

 

 大野は松原雲彩という名前に目を輝かせる。

「松原雲彩に弟子入りですか。彼の絵画が大好きなのですよ。昨日は東都美術館で彼の絵画を観ました」

さらに合田はコメントを付けくわえた。

「声優の次は画家か。次は小説家にでもなる気か」

「かもしれませんね」

「絵画コンクール頑張ってください」

 大野が励ますと小木はほほ笑んだ。

 

 この証言で月森のアリバイは成立した。大野は新たに浮上した謎を指摘する。

「なぜ月森はアリバイの証人がいたことを隠したのでしょう」

「そして交通事故という言葉も気になる。所轄署で事実関係を確認するか」


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