表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/49

結果待ち

 それから二時間後捜査会議が始まった。

 会議室のホワイトボードには被害者や関係者の写真と現場の見取り図が貼ってある。

「これから中林運輸社長殺人事件の捜査会議を始める。まず北条鑑識作業から分かったことはあるか」

「いいえ。明日の朝までには終わりそうですよ」

「では第一容疑者月森清明に会ってきた木原報告をしろ」

「第一容疑者の月森清明は一か月前被害者とヨーロッパの方へ商談に行っていました。彼には痴漢の濡れ衣を着せられたという動機があります。また服装は黒いジャージではありませんでした。月森は死亡推定時刻公園で弁当を食べていたそうです。事実確認はまだです」

報告を元に合田は推理をする。

「月森清明が犯人なら警察が来る前に着替えたということになるな」


 木原は手を挙げあることを提案した。

「月森清明以外にも被害者を恨んでいる人物がいるはずです。被害者の人間関係をもう少し探りたいのですがよろしいですか」

 合田は申し出に許可した。そして捜査方針を発表する。

「月森清明を容疑者として捜査を進める。木原の捜査で他にも被害者を恨んでいる人物がいたならその者も容疑者としよう。明日の朝には鑑識作業は終わる。それまでに状況証拠を集めて行こう」

 

 捜査会議が終わった頃にはすっかり日が暮れていた。また殺害現場に臨場するのは被害者遺族が困るだろうと思い明日改めて行くことにした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ