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大野達郎の休日 1

登場人物

中林敦   中林運輸社長 

中林玲子  専業主婦

中林巧   東都美術館学芸員


今岡正巳  東都美術館館長

深海卯吉  美術商

月森清明  中林運輸社員

富山栄一郎 東都中学校美術教師

松原雲彩  画家

小川麻里子 東都美術館学芸員


望月裕子  組織犯罪対策課警部

須田哲夫  組織犯罪対課警部補



 その日大野達郎は非番だった。非番の日は東都美術館で絵画鑑賞をする。今日は画家松原雲彩の世界という企画展の最終日。大野は松原雲彩のファンなのでこの企画展だけはどうしても行きたかった。

 受付でチケットを買うと後ろから一人の女性が声を掛けた。

「大野君。久しぶり。まさかここで会えるとは思わなかったよ」

 振りかえるとそこには高校の同級生がいた。

「小川麻里子さん。久しぶり」

 思いがけない再会に大野は戸惑った。そして大野は彼女の服装を見る。

「この服装はこの美術館の制服ですね。受付の女性も同じ服装を着ていました」

「はい。この美術館で学芸員をしています。ではあなたの職業は」

「警視庁で刑事をしていますよ」

 刑事と聞き小川は考え込んだ。そしてあることを打ち明けた。

「よかった。警察の知り合いがいて。少し相談したいことがあるの。昼休憩が午後一時からだから三時間後近くのレストランで食事でもしない」

 大野は困っている人を放っておけない。俗に言うお人よしな性格なのだ。だから約束を了承した。


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