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秋は降る

作者: 武田道子

秋は降る


雨垂れの音を聞きながら

秋を思う

黄金色に染まったプラタナスの葉を

一粒ずつ滑り降りて雨は

秋を降らせる


もうすでに感じている

次の季節の到来に

冷たい指先が降る秋に

触れると

燃やした命のかけらが

天を舞う


艶やかな装いに身を包み

舞が終われば

静かに散る

青い空を仰ぎ見る

蒼い夕暮れに射す紅色を見る

沈黙した暗黒の空に散りばめられた

星たちが話しかけてくれる夜


秋は降る

眠りに就こうと

誰かがかき寄せた落ち葉の上に

訪れる冬を凌げるように

暖かな春の夢が見られるように

一枚一枚の落ち葉に

春の息吹を眠らせる

こうして秋は毎年

何千、何万、何億、何兆の葉を

降らし続け

大地を、そこに住むもの達を

守って来たのだ





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