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逃げてぽよぽよ!殺される!



ぽよぽよは逃げていた。



オペラの響く森の中。



自身を撃ち抜くためだけに放たれたおよそ無数の弾丸は、ぽよぽよが身体を隠す場所を悉くに破壊する。




歌を歌っていた木々は悲鳴をあげ始め、次第に消えていく。



もはやここに楽しそうに笑う草木はない。



ぽよぽよは無惨に転がる木に目を配り、平和な頃を思い出す。





・・・あの頃、この森は平和そのものだった。



妖精が歌い、森がコーラスを響かせていた。



大地は歌で震え、花は感涙し。



蝶は妖精を虹で彩り、人間が座れるほどに巨大なキノコはお立ち台であることを誇らしげにしていた。





・・・ぽよぽよは後ろを振り返り、機関銃で無機質を乱射する彼女を見て思う。



「僕が彼女を変えられていれば・・・。」



ぽよぽよは自身に手を当てて思う。



「僕が僕を変えられていれば・・・。」



ふと、今からでも遅くないかとも考えた。



だが彼女の赤く光る瞳がそれを許さないことを物語っていた。




もはや話す余地もない。



恨怨(こんえん)はその森を滅さんとしていた。



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