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31.天才と凡人



「う~頭痛い、です」

「う~私も……」二人ともテーブルに着くなり、苦しみだした。


「ただ本読んだだけ……シナは分かるけど、リーネは小さい頃に本とか読まなかったの?」

「う、そんなことは……情報過多じゃないですかね?」


「何で疑問形なの……だけど以外だったな数ページくらい読んだら二人共倒れたからびっくりしたよ」

「……不甲斐ない、です」


「まずは、本慣れからだね……それから魔力操作……」

「そうですね。頑張りますミーシャ様!!」


 何だろう。

 教育というものは自分の初心を思い出させてくれる。

 魔王城にあった図書館は、壁一面に本が敷き詰められていたことを思い出した。

 この本の山を読み切ることなんてできないと思ったほど……ミーシャの師匠であるラズウィールも基本となる本を渡され、読み進めた。

 適正のある者は魔力を操作でき、魔法へと変換できる。

 

 そして私は全属性の適正があると買われた。

 利用されると思ったが自身には本当に才能が眠っていて、魔力操作もあらゆる魔法を使え、魔王様にも認めてくれた。


 その感動が……あの時、私はこのために生まれてきたと確信した。


「…………」


「え! し、師匠!? 私が魔導書も読めないから泣いている!!」

「み、ミーシャ様!! 本当にごめんさない!! 私は役立たず、です!!」


「い、いや……違う。この涙は、思い出しだ!」

 

 天才のミーシャと凡人のリーネとシナ。

 お互い、噛み合わない所もあるが、まだまだ教えと学ぶはガタガタである。




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