記憶の確かなうちに
能楽堂の裏に 1本の木があり
そこの近くに差し掛かった時
急に胸が 苦しくなり
思わず実家に電話した
こんな状態に今なっていると話をして
遊就館へと 歩き始めた
遊就館で入場料金を払い
昔から興味があったのは
大東亜戦争時代の日本の兵器で
軽く零戦を横目に エスカレーターを上がった
社会の授業では習っていない
本にも載っていない幕末の武器を見たり
せごどんの、西郷さんの服を見た
戦国時代の鎧や兜、刀などがあったが
当時はまだ興味が無かったのか
スルーして
大東亜戦争のコーナーを目指したが
今となっては、大変後悔している
下の階へ降り 零戦や戦車、桜花
潜水艦を改造した戦艦を沈める為の物もあった
友達に会いに行くため亀有を目指した
なんとか駐車場を見つけ
友達の経営していた豚カツ屋で 晩御飯を食べた
ゆっくり話をしたかったのだが
店が忙しく見えたのと 台風が来ていたので
悪いけど 今日は 帰るよ と 店を後にした
料理人の白い割烹着が良く似合う
男前の友達だった
その人物とは 掲示板でもLINEでも
現在も繋がりがある1人である
そして東京から高速に乗ろうと思ったが
雨で視界も悪く 道路の看板に書いてあるとおりに
横浜を目指した
横浜にたどり着いたが
横浜ってもっとテレビで見たような港町だと
思っていたが 時間帯は 夜だった為に
街頭が 横浜ぽかった 脳裏では あの歌が流れた
横浜じゃ今 乱れた恋が揺れる
俺とお前の真ん中で
そんな曲を思い出しながら 高速に乗り
早く関西に帰らないと台風で帰れなくなると
思いながらも 休憩なく 栃木から横浜まで来たので
また何処か分からないインターで20分の仮眠をして
足早に 高速を降り 辿りついたのは、初の名古屋
そこで ラジオを付けたらさっきまで乗っていた
高速道路が 台風の影響により
入り口が閉鎖された
朝方だったので お腹が空いていて
名古屋と言えば 喫茶店
喫茶店は そこらに沢山あると思ってたけど
そこは、中村区 何が何処にあるのか
さっぱりわからず 関西を目指し
なんとか家に帰宅し長時間の運転の疲れで
平衡感覚を失い 歩くのもやっとで
疲れてその場に寝てしまった
これもまた 若き日の思い出の一つである