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第九話「学院って・・・こんな感じ?」

みんな、おらにボキャブラリーをわけてくれ!!

「あむあむあむ・・・」

・・・またか。すっかり毎朝恒例になったな。

「あむあむあむ・・・」

「・・・・あの、ローラ?」

「あむあむあむ・・・」

「・・・ローラ?起きたから。もう起きたから」

「あむあむあむ・・・」

「・・・」

「あむあむあむ・・・ちゅーーーーーっ!」

「ちょ!ローラ!!」

「はぁぁ、おはようございます、お嬢様」

「今日は一段と激しかったわね・・・」

「はい、この後お嬢様は学院に行かれてしまうので・・・」

「そうね、今日からよね。」

「はい、ですので今のうちにしっかりとマーキングを・・・」

「え?」

慌てて鏡をみると首、鎖骨の辺りに・・・ばっちりとキスマークが4つ・・・

「・・・ローラ?これ、隠せないよ?」

「むふん!」

・・・ドヤ顔はいいから・・・


服装の規定で問題なさそうなので首はチョーカーでなんとか隠せた。

鎖骨の所は流石にどうしようもない

。絆創膏とか無いのよね、この世界。

初日という事もあって校門の前まで車?馬なしの馬車?みたいなので送ってもらった。

「では、行ってらっしゃいませ、お嬢様。」

チョーカーを恨めしそうに見つめるローラ・・・

いやだって、恥ずかしいやろ?

初日だしまぁ、自分のクラスとかもわからんし、とりあえず職員室かな?

校舎に向かいてくてく歩く。

・・・なんか、視線が痛い。

同じように登校する生徒、ほぼ全員に見られてる。

そりゃそうか、あんな馬車みたいなのでいきなり現れれば。

明らかに浮いとるもんな。


昇降口?玄関っていうの?を入ると無数の下駄箱。

自分のあるかどうかもわからんから取り敢えず横にあった来客用っぽいスリッパ?を借りる。

丁度目の前に案内図あるやん。ふむ、職員室一階、この先か。

無事職員室にたどり着いて担任の案内で教室へと向かう。

担任はユニティという名前らしい。

ちょいおぱーい大き目。夏みかん程度?いや、これこそマスクメロンか。

ちょっとおっとりした感じの優しそうな先生。

12歳って元の世界だと中一?位?

こっちの世界だと中等部2年らしい。何でも

初等部5年間、中等部が4年間らしい。

その上の高等部が3年生、その上の大学に当たるのが4年間あるらしい。

初等、中等部に違いはあるものの最終的には同じようなものなのね。

「よろしくお願いしますね、ユニティ先生」

「ユニでいいわよ~?よろしくね~。大丈夫、クラスのみんないい子ばかりだから~」

「そうですか・・・ところで・・・ユニ先生?」

「な~に?」

「・・・何故にワタシと先生は手を繋いでるのでしょう?」

「♪」

「・・・・」

「さぁ、ついたわよ~♪」

・・・答える気なしか・・・


無事、挨拶も済ませ自分の席も決まり席につく。

長期休み明け?ん~春休みみたいなもん?が終わって今日から新学期。

クラス替えとかはないらしくワタシ以外は全員1年の時と同じらしい。

あいさつした時の反応?・・・こんな感じ。


「ロりっ娘キターーーーーー!!!」

「キスマークがエロい!!」

「リアルサキュバス!エロかわいい!!」

「すみません!テイクアウトで!!」

「あ、私も!!つくゆだくで!!」

なんだよ、つゆだくって・・・


まぁこんな感じで大歓迎?っぽかった。


初日なのでホームルーム、始業式?みたいなので今日は終わりらしくあっという間。

昼前には帰っていいことになった。


がらがらがらっばん!!!


教室の扉が勢いよく開いた・・・

「うふふふ・・・ふふふはははは!あーーーhっはははは!!!げほげほげほ!!!」

なんかきた・・・

「編入生のトーヤさんはいるかしら?」

へ?ワタシ?

「生徒会長である私が直々に校内を案内して差し上げましてよ?!」

へー、あれが生徒会長か。テンションたけーな・・・


「えまーじぇんしーーーー!!!」

ざざざっ!!!


おぉう?クラスメイトがワタシと会長の間に立ちふさがった。

「な、なんですの?あなたたちは!!」

「我々はトーヤ親衛隊!!」

いつの間にそんなのできた?!!!

「変態の毒牙から可憐なトーヤちゃんを守る!」

「変態とは失礼な!!!ただ学校を案内しながらちょっとスキンシップを・・・あんなことやこんなこと・・・ぐへへ」

変態だーーーー!!

「そんなことはさせん!!」

「邪魔よ!どきなさい!!」

おぉう。。。。戦闘開始・・・ん?後ろからだれか引っ張ってる?

「トーヤちゃん、ここ危ないから。途中まで一緒に帰ろ?」

「・・・これ、ほっといていいの?」

「大丈夫大丈夫。ここに居るとたぶん、余計に悪化するし。」


んなわけで、二人でこっそり抜け出した。

「えぇっと・・・たしかクラスメイトの・・・」

「あぁ、あたしはミミ。席は斜め後ろ。よろしくね。」

「うん、よろしく。・・・いつもあんな大騒ぎなの?学院って」

「いやぁ、あれは特別。普通、編入生くらいであんな大騒ぎしないって。」

「ふーん・・・」

「しかしまぁ、親衛隊企画しといて正解だったわ。」

「え?」

「なんかねぇ?旦那様が生徒会長に"協力者"を頼んだらしかったから。あの会長、学院側からは評判良いんだけど・・・・実は変態で」

「へ、へぇぇ・・・」

「生徒会なんていってるけど実際はやつのハーレムみたいなもんだし。」

「く、くわしいのね・・・」

「そりゃ調査したからね。」

「・・・ミミって・・・何者?」

「あれ?まだわかんない?ってか、記憶飛んでから話すの初めてか。」


「おじょーーーーーさまーーーーーーーーー!!!!!!」

ん?後ろから声が・・・ってローラ?


がしっ!だきっ!!

「お嬢様、ご無事でしたか?なにもされませんでしたか?貞操は?」

ほとんどタックル?って感じに抱きついてきたローラ。

「くんかくんか・・・・ふむ、不穏な牡の匂いなし!」

やめい!

「おねぇちゃん、ほんとトーヤちゃんのこと好きよね。」

ん?おねえちゃん?

「あたりまえじゃないの!こんなかわいいんだし。」

「・・・えーと・・・姉妹?」

「はい、三兄妹?です。メイおにいちゃんにローラおねえちゃん、であたしミミ♪」

|д゜)

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