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第七話「特訓じゃぁぁぁ!」

夜のテンションに任せて書くもんじゃないね。一部修正。

いやまさか・・・人間辞めちゃってたとは思わなかったよ。

んでまぁ、乳・・・じゃない、父・・・いい加減しつこい?

から聞いた話だとうちの家族、クラーク家はかなりの名門らしい。

なんでも世が世なら王族と呼ばれてたかも?

昔はかなり恐れられてた魔族らしいけど

今じゃ人間と特に諍いもなくふつうに人の中で暮らしてるとか。

まぁ平和が一番よね?


しかしまぁ、自分の『魅了』の力ってもともと以前から強かったらしいね。

父親の話っぷりからすると以前から暴走してたようだし。

そこへ来てあの胡散臭い神が強化しちゃったんか・・・

なんかいろいろ不安になってくるねぇ。



さて、明日から学校。

いくら魔力とか魅了とかの制御を教えてもらえるって

言っても少しは自分でも努力してみようかな?

なんて考えて・・・

とりあえず何かあっても被害が少なそうな庭に出てきた。

庭といってももうね、駄々っぴろいのなんのって・・・

歩いて家の敷地から出ようとしたら結構な時間かかりそう。

木々も芝もきちんと手入れされてて道もちゃんとしてるし・・・まるで公園だよね・・・


砂利とはいえきちんと整備された道をしばらく歩いて一面芝の広いところまで来た。

とりあえず足元の小石を持って手のひらに乗せる。イメージとしては20cm位浮かせたところで止めて見るつもり。

20cmくらい・・・と意識しただけで小石が浮かび上がり・・・フル加速!!

・・・・あっという間に見えなくなった・・・

うわー、どっか行っちゃったよ・・・


・・・・・・ひゅーーーーーー・・・・ぼすっ!!


お?落ちてきた?

後ろの方かな?


振り返ると両手を前に出しあと2歩くらいで射程距離、背後からぎゅーって・・・・しようとしたメイが立っていた。

うん、立ってた。走って来たじゃなくてね?

そのままの体制で動かない・・・・

「・・・・だるまさんがころんだ?」

ふるふるふる!・・・・あ、首振った。違うのか。

「・・・・・あぁ、ぼんさんが屁をこいた?」

ふるふるふる!・・・・メイの視線が足元に・・・あ、落ちてきたのか。

「危うくお嬢様に迎撃されるところでした・・・」

「わざとじゃないのだけれど・・・メイ?スキンシップはもう少し控えめにお願いね?」

「・・・・はい。」


こりゃ石だと危ないね。なんか別の考えなくっちゃ。

お茶が入ったとのことで迎えに来てくれたらしい。

近くの東屋?みたいなところまで一緒に歩いて行った。

すげーな、ホント公園みたい。

「ん?ところで今日、ローラは?」

「今は旦那様のご用事で出かけております。」

「・・・そう・・・」

「えぇ、チャンス到来です。」

「・・・えっ?」

「・・・なんでもありません♪」

「・・・」

気にしたら負けな気がする。


ゆっくりとお茶を飲んだあと一緒に家まで戻ってきた。

ん?家の壁の所に自転車が立て掛けてある。


・・・自転車?こっちの世界にもあるんか。

見た目はマウンテンバイクみたいな感じ?

へー・・・って、よく見るとペダルが無い?

やっぱりお約束?魔力で動かすとか?

「こ、これは・・・」

「以前、旦那様が購入されたものです。健康の為にとのことで。」

自分で漕がないんじゃあまり効果なさそうね・・・

「車輪が前後に一つづつしか無いのでバランスを取るのが難しいようですね。3日で飽きてしまわれた様です。」

・・・乗れ無いんか、お父様。


試しにまたがって見る。

足届かないし。


それに今スカートなんだよね。フレームに引っかかって捲れ上がる感じでちと恥ずかしい。

「お嬢様?危ないですよ?」

鼻血たれてるよ?メイ・・・捲れ上がったとこ、凝視するな!


あ、これ、軽くていいかも?

ステップの上に立ち上がり止まったままでバランスを取る。

若い頃、トライアルとかもちょっとやってたのよね。

今じゃもっと若いけど・・・

「・・・・・お、お嬢様、すごい・・・」

ふふふ、感心してる。鼻血垂らしたまま・・・相変わらずガン見かよ・・・


止まったままって地味だけど結構みんな凄いって思ってくれるのよね。

トライアルの初歩なんだけど。

少しの間フラフラ走り回ってみた。

相性良いのかしら?いつもみたいに魔力暴走とか起きない。

走る、曲がる、止まるがちゃんと出来る。

いいなこれ・・・

久しぶりの二輪体験は30分位で終了した。

なんかね?庭を走ってるだけですっかりツーリング気分を満喫できた。

試しにウィリー?してみたら前輪が外れて目の前にいたメイ顔面に直撃、盛大に鼻血を噴いて血だまりの中に沈んだ。


うむ、撃墜。

(¬_¬)

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