第四話「魔法って難しいね」
これって面白いのか?
まぁ、自己満足だし、いいか・・・
食事が終わってさっそくする事が無くなった。
今、学校等は長期休みの期間らしい。
そもそもこの学校が問題で・・・
この身体の前の持ち主、どうやら学校に行くのが嫌で駄々をこねたらしい。
んで、屋根の上に籠城?うっかり滑って落ちた。
その時のショックで記憶喪失って事になってますが・・・
まぁ、中身、入れ替わっちゃってるのよね。
そんな訳でする事ないんでフラフラしてた。
台所?と言うか厨房ではローラが食器を洗っていた。
「あら、お嬢様」
「ご苦労様。洗い物?」
「えぇ、私、魔力が少ないので時間かかってしまって・・・」
ん?魔力?
よく見ると水道の蛇口らしき物に捻る部分が無かった。
「井戸水を魔力で吸い出してるの?」
「えぇ、私だとあまり出ないんです。」
普通にポンプ作るなりした方が楽な気がするけど・・・
変な発達してるのねこの世界・・・
「・・・お、お嬢様?」
「ん?」
「い、いいですよ?手伝わなくて」
「ん・・・ごめん、なんか魔力流れてった・・・」
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・
「なんかヤバそげ・・・・」
「お嬢さ・・・!!」
ポン!
ザバーーーーー!!!
・・・蛇口、取れよった・・・
「あばばばばばばb・・・・」
あらま、ローラの顔に直撃しよった・・・
蛇口見てたから丁度大量の水にアッパー食らった状態でそのまま空中で綺麗に一回転、顔面から着地。
なんか、昔の漫画とかであったよね、この飛び方。
その後、5分もしないうちに復活した。
ギャグ漫画体質か・・・
ずぶ濡れになって冷えたのもあってお風呂に入ることになった。
凄いね金持ち、こんな時間でもちゃんと風呂沸いてるよ・・・
なんでも、温泉引いてあるらしい。
身体が小さくなったこともあるんだけど
湯船が広い広い、下手な温泉旅館並みだわ。
んでまぁ・・・お約束だよね?
自分の身体を繁々と見る。
・・・うわー、付いてないよ。そりゃそうか。
発育、あまり良くないみたいね、見事なちっぱい。
やべぇ・・・もともとロリ気味だと自覚してたけど
こりゃ興奮するわ・・・
「お嬢様?」
「っひゃい!!!」
いきなり声かけられて返事裏返ったわ!
「・・・お背中お流ししますね?」
黒髪にケモミミの女性がタオル一枚で入ってきた。
確かメイって名前だったっけかな?ローラに顔立ちが似ている。
まぢか・・・
出来れば以前の身体で・・・いや、なんでもないっす。
湯船から上がりイスに腰掛ける。
スケベ椅子じゃないよ?念のため言っとくけど。
後ろからタオル状な物?で背中を洗ってもらう。
ごしごしごし・・・・
こしこしこし・・・
こすこす・・・はぁはぁ
・・・え?
こしこしもみもみ・・・
・・・なんか変だな
「はぁはぁ♪」
「・・・・」
「はぁはぁ♪・・・・もうダメ、我慢できない!」
えぇ?
背後から抱きしめられ・・・なんか腰へこへこしとる・・・
身体中さわさわもみもみ・・・こ、腰に何か当たってる!!!
「駄目ーーーーーー!!!」
叫び声と共に走ってきたローラ。そのままの勢いでメイの顔面に綺麗な飛び膝蹴り!
「へぶぉっ!」
鼻血を噴きながら湯船に頭から落ちてった。
「お嬢様!無事ですか!?」
「う、うん・・・ワタシは無事・・・だけど・・」
目の前には真っ赤に染まった湯船の中にうつ伏せで浮いているメイ。
「すすすすみません!兄が失礼いたしました!」
へ?兄?・・・あれって・・・牡?男の娘?いや、字が違う・・・違わないか・・・
って事は・・・腰に当たってたのって・・・
浴槽内のメイ、うつ伏せから仰向けに・・・クルンと・・・
「みぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ローラが叫び声をあげながら投げた風呂桶が・・・おっきしたメイの股間にヒット!
「/¥&82@27!!!」
何やら声にならない叫びをあげ動かなくなった。
「ふしゃーーー! ふしゃーーー!」
威嚇しとる・・・
「ローラ、ありがとね。」
「いえ、お嬢様の貞操は私が頂・・・じゃない!私が守ります!」
・・・なんか、発言が不穏だよ・・・
(¬_¬)