第十一話「あたーらしーいーあさがkt・・・」
ドタバタ・・・
「ちょ!ローラばかりずるい!!」
バタンバタン・・・
「これは私の仕事です!」
ドタドタドタ・・・
「ボクだってトーヤちゃんあむあむしたい!」
どったんばったん・・・
「寄るな!変態!」
・・・・
「おはよ♪トーヤちゃん♪」
「あれ?おはようミミ。」
「迎えに来たよ♪」
奇跡がおこったよ。今日はまだ脱がされてない。
抱きつかれて甘噛みもされてない。
「今のうちに着替えちゃおう?あと5分もしないで決着ついちゃうから。」
『フゴーーーー!!!』
メイもギャグボール装着完了か。うん、時間無さそうね。
ミミのおかげで今日は普通に起きる事ができた。普通?よね?
まぁ、そんな訳で・・・今日のローラはご機嫌ナナメ。
「私の朝の楽しみが・・・」
・・・聞こえない聞こえない。
あ、因みにメイは亀甲縛りにギャグボールで部屋の中に吊るしたままです。
朝食時、乳・・・ちゃうちゃう、父はご機嫌だった。
昨日の神竜、ドルガーの件。
「まさか12歳で神竜を虜にしてしまうとは・・・」
何でも神竜、滅多に人と交流を持つ事が無いらしい。
過去にも・・・神竜を従えていた者が居たらしいがここ数百年ではワタシ以外居ないらしい。
従えるって言うか・・・絶賛プロポーズされとるけどな。
さて、そろそろ時間。学院へ行かねば。
ドタバタ・・・
「えぇい、邪魔するでない!!」
バタンバタン・・・
「やかましい、トカゲの分際で!」
ドタドタドタ・・・
「黙れ!変態の分際で!!」
どったんばったん・・・
庭に出るとメイとドルガーが取っ組み合いの喧嘩、真っ最中。ドラゴン相手に素手で挑むメイド男の娘・・・
ってか、メイ強えぇな。
・・・・このまま放置もまずいか。
「ローラ?・・・・あれ、とめられる?」
「ぇー、私がですか?」
「あのままじゃ庭が荒れるわ。」
「面倒くさいなぁ・・・」
はっきり言うねぇ・・・
「・・・・・」
仕方ない、こうなったら・・・
「お願い。」
必殺の上目遣いおねだり!・・・自分でやっててキモチワルイ・・・
『ヒャッハーーーーーー!!!』
ごんっ!ごんっ!!
地面に頭から埋まる竜とメイド(♂)
・・・ローラ最強・・・
メイとドルガーの異種(?)格闘技?のおかげでちょい遅れ気味。
「遅刻しそうだから急ごう。」
ミミが手を引いて走り出そうとする。
『まてまて』
「ごめん、ドルガー、時間無いの。」
『わしのせいで遅れたのだ、二人とも送って行ってやろう。』
ドルガーの厚意で二人乗り。
前がワタシで後ろにミミ。
掴みやすいようにって今日は革紐?の様なものをドルガーが咥えている。馬とかの手綱?
後ろのミミは抱きつく格好。
『落ちない様にしっかりつかまるのだぞ?』
ぎゅっ。
「ミミ、お腹掴まないで!」
「あれ?ダメでした?んじゃこっちで。」
「胸はもっとダメーーー!」
「ほら、暴れると落ちちゃいますよ?」
むにむにむに
「それに、大きくなるかもしれませんよ?」
むにむにむに・・・
「ら、らめぇぇぇぇぇ!!!」
違う意味でオチちゃう!
・・・何とか無事?学院までたどり着いた。
馬車?通学よりも目立ったよ。
(¬_¬)




