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思ったら即行動

つい最近、博士の家から百メートルほど離れた場所に喫茶店ができた。


「この田舎に喫茶店を立てても儲けはないと思うんだけど、きみ達はどう思うかね?」


博士はリビングで座っているフレンチ、ハニー、リヨンに訊ねる。


「まあ、儲からないという考えが妥当と言えば妥当ですね。こんなド田舎にお店を建てるなんて、よっぽど物好きですね」


「フレンチ君、そんな言い方よくないよ」


「そうですね、ごめんなさい。けど、そういうハニーさんはどう思っているんですか」


「私はね、家の近くに喫茶店ができたなんて嬉しいよ♪」


「相変わらずのポジティブ思考ですね。リヨンさんも同じ意見ですか?」

彼がリヨンに話を振ると、彼女は二回瞬きをして口を開く。


「そうですね……確かにハニーさんの言う通り嬉しい反面儲からない可能性もあると思いますから、そう考えると可哀想な気がします。でも、出してくれる料理が美味しければ田舎でも人気が出て儲かるかもしれません。何にしても一度みなさんで行ってみませんか?」


「そうだね、今すぐ行ってみようか」


「今すぐですか!?家の近くにあるんですから、そんなに急がなくてもいつでも行く事ができると思いますけど……」


「フレンチ君、思ったら即行動だよ!そうしないと損をするはめになるからね。日本の諺にもつり逃がした魚は大きいというのがあるだろう?」


こうして博士達四人は気になる喫茶店に行ってみることにした。

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