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年齢の差

将軍は向かってくるバイクに対し、腰の鞘に納めてある剣(もちろん偽物)を引き抜いた。


「貴様のバイクなぞ、この私の剣が一刀両断にしてくれる!」


「喧嘩を売る相手を間違えたんじゃねぇのか?」


「それは貴様の方だ。名も知らぬ若造」


「てめぇ、この俺を舐めやがって!後悔すんじゃねぇぞ!」


彼は顔を怒りで歪ませ、眉間に皺を寄せながら、バイクの速度を上げて彼ら目がけて突っ込んでくる。


「危ないっ!」


フレンチが叫んだその刹那、百地の乗っているバイクは彼の宣言通りに真っ二つに裂けてしまい、彼はその衝撃で吹き飛ばされ、尻餅をつきながら着地した。

敵の圧倒的強さと自慢のバイクが破壊されたショックで彼は項垂れる。しかしながら、そんな彼に容赦なく、将軍は彼の目の前にサーベルを突きつけ、


「もう一度ハニー嬢の家の前で同じ事をやってみろ、貴様の命はない」


その渋い声に彼は恐怖で失神し、黄色く汚い物を股間から漏らしてしまった。


「最近の若造は根性がなさすぎる」


彼は呆れ果て帰ってしまった。

フレンチは本心はあまり乗り気ではなかったが、このまま彼を放っておくわけにもいかないので、仕方なく彼をおぶって家まで送り届けることにした。

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