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バスケに行こう

「博士、僕と一緒にバスケットボールしに行きませんか」


この日フレンチは博士と一緒に近くの体育館でバスケをしに行く事にした。

当初博士は乗り気ではなかったが、フレンチは自分に勝つ事が出来たら褒美としてキスをしてもいいと提案してきたので、彼はやる気満々で体育館に向かって出発した。ちなみに、ハニーはお留守番である。彼女は帰国したメープルとの思い出を、懐かしそうに思い出しながら、お茶を飲みながら甘いケーキを食べてテレビを見る。そしてポツリと呟いた。


「メープルちゃん、また遊びに来ないかな……」


二階に上がったフレンチは、早速自分の部屋でタンクトップにハーフパンツという露出度の高い恰好に着替えた。普段から色気の高い彼であるが、タンクトップを着ると鎖骨や胸元、両肩などがむきだしになる事で格段に色気を高めている。彼にはそうする必要があったのだ。


「博士、行きましょう」

「そうだね。では、ハニーちゃんお留守番を頼んだよ!」


彼は普段着の博士の腕を両の腕で抱きしめ、可愛さをアピールする。にこやかな笑みもいつもより愛くるしさがアップしているようだと博士は感じた。


『今日の彼はいつもより優しいが、気のせいかな?』


彼は一瞬そのような事を考えたものの、あまり深く考えないないでおこう思った。

そのフレンチの愛くるしさが、彼の作戦である事も知らずに。



フレンチは、最近放送されている人気バスケットアニメ『井吹のバスケ』に夢中になっている。アニメを何回か視聴するうちに、彼は自分もバスケットボールをやってみたいと思うようになった。

しかしながら、体育館へは歩いて行くには遠すぎる。そこで博士を言葉巧みに利用する事にしたのだ。知らぬが仏とはよく言ったもので、博士はそのことに気が付いていない。体育館に着いたふたりは、バスケを始める前に準備体操をすることにした。その過程でフレンチのタンクトップがめくれ上がり、細長くエロいヘソが何度も露わになる。


「フ、フレンチ君、おヘソが見える……!」


博士は呼吸を乱しながら、また見えないかどうかと期待する。その時、偶然窓から強い風が吹いてきて、彼のタンクトップが舞い上がり、チラリと一瞬だけヘソが見えた。


「感涙だよフレンチ君……」


博士はそのヘソを人差し指で触れようとするが、素早くフレンチは彼の指を掴み完璧にロックし、捻じ曲げる。


「あなたはどこまで変態だったら気が済むんですかっ」

「いいじゃないかフレンチ君、おヘソを触るぐらい」

「ダメですよ、博士っ」

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