表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/86

フレンチの仕返し

「博士、お風呂って最高ですね」


「うん、そうだね」


現在、博士とフレンチは二人三脚での疲れを癒し、綺麗サッパリになるため風呂に入っている。彼の家はシャワーとバスタブのふたつがあり、彼らはシャワーでしっかり体を洗った後にバスタブに浸かるのが順番となっていた。フレンチは自分の体を洗いながら、こんな事を口にした。


「博士の背中、洗ってあげましょうか?」


「ほんとに!?」


「いつも博士は僕を愛してくださいますからね。

今日はそのお礼をしようと思って」


「大好きなきみに体を洗ってもらえるだなんて、嬉しすぎて天国に行ってしまいそう」


彼のお礼は仕返しなのであるが、今はそれを感じさせないように、あえて優しく丁寧に彼の背中を洗う。


「喜んでいただいて何よりです。

ところで、さっきの二人三脚楽しかったですか?」


「凄く楽しかったよ」


「博士は運動嫌いなのに珍しいですね。具体的にどこが楽しかったんですか」


「そんなの決まっているじゃないか。

きみにさりげなくボディタッチできたことさ」


「へえ、そうなんですか……」


博士がこの後どのようになったのかは、読者の想像に任せるとしよう。ともかく、彼はこの一件で、二人三脚でのボディタッチは控えようと心に決めた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ