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俺、死んだかな?

お気に入り登録、誤字、脱字、感想を宜しくお願いします。

気分転換に新しい作品を書いてみました。


プロローグです

 皆様、こんにちわ。

 突然ですが、現在の状況を俺に説明していただければ、助かります。


 まずは俺の自己紹介をしますか。

 俺の名前は霧咲霧夜きりさききりやだ。

 職業は大学生

 年齢は19歳だ。

 趣味は読書、ゲーム、アニメ、映画鑑賞etc。

 

 そんな俺は現在、山か森林に居ると思われる……そう『思われる』なのだ。

 実際に俺は山や森に来た自覚は無い。


 てか、俺は大学の講義が終了したと同時にバイト先まで急いで向かったのは覚えている。

 バイト先のコンビニまでは無事に行ったのかな?

 記憶が曖昧である。でも、行った気がする。うん、そうに違いない!


 確か、その後に顏の大半を覆い隠す程の覆面と銃―――多分、猟銃かな? を装備した人が店に入ってきた様な気がする。他に客は居ない。

 俺ともう一人のバイトの女子高生が「いらっしゃいませ」と何事も無かったかの様に挨拶をする。

「黙って、金を鞄に詰めろ!」銃を突きつけた男の声が聞こえた。

 キリヤ達はドッキリかな? と思案し、稼働中である一つのレジから鞄に金を詰め込む。

「詰め込み終わりましたよ」

 キリヤはカメラを探しながら丁寧に鞄を手渡す。

「おい! 隣のレジの金も詰めろ!」

 男は銃をキリヤに突きつけながら、隣に設置されてあるレジを指差す。

「すみません、あちらのレジは今朝から調子が悪く使われておりません」

 キリヤはバイトで身につけた、接客スキルで頭を下げて謝罪をする。

 今頃、俺の勇姿をカメラが捉えているに違いないと思っていると、「嘘をつくな! そんな嘘に騙される訳ないだろーが!!」男は銃をキリヤの顔に向けて怒鳴り散らす。

「嘘ではございません。信じられなければ、ご自分でご確認されてはどうですか?」

「そうだな。もし、嘘だったら……わかってるんだろうな?」

 男はそう言い終わると、レジを確認しに向かう。男がレジの中身を確認した。

「……」

 男は無言だった。そして、男がこちらに視線を移す、目が合う。その後もキリヤは必死にカメラを探すが、見つけられない。

 この時にもしかしたら、本当に強盗なのか? キリヤははドッキリと思い込んでいたが、本物の可能性を信じ始めた。これからはカメラ目線とか、考えずに動こうと考えていた。だが、既に遅い。


「本当にぇぇじゃねぇぇかよ!!!」

 男はキレて銃をこっちに向けてきた。そのまま銃のトリガーを引こうとしたのを確認できた。キリヤは咄嗟とっさにバイトの子に「逃げろ!」と言ってから、男の銃を持つ手に蹴りを入れる。

 銃が地面に落ちた。相手より早く拾おうと銃に飛びつく。上手い具合に銃を拾い、男の方に振り返るが既に拳銃に切り替えた犯人は引き金トリガーに指を掛けていた。


「えっ!?」

 そして、バン”っと短い銃声が店内に響く。犯人の弾丸は至近距離だった事もあり、容赦なくキリヤの頭部を打ち抜いた。


 誰の目に見てもわかる。致命傷だと。

 薄れゆく、意識の中でキリヤは想う。


(こんな、理不尽な……死に方とか、ふざけんなよ……)


 幸いな事に致命傷過ぎて痛みも碌に感じずに意識を闇の中に落とす。





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