6章 学年選抜
俺は目覚ましがなったのでベッドから出て目覚ましを止めた。
顔を洗い、朝ご飯を食べ歯磨きをして俺は学校の用意を始めた。
すると、携帯が鳴りだしたので手に取ってみると、クラスメートの玉山からの着信だった。
俺は何もこんな時間から電話なんて・・・と思いながらも電話に出ることにした。
「もしもし。朝から電話なんてどうしたの?」
「坂田大変だ。急いで学校に来い!」
何かよく分からないが玉山が焦っていることは分かった。
俺は落ち着いたまま冷静に返事をした。
「分かった。今から学校に急いで行く。だから落ち着け」
「分かった。じゃまたあとで」
すると玉山は返事をして電話を切った。
俺はいつもより30分程早いが渋々学校に行くことにした。
家の前でタクシーを拾いタクシーに乗車した。
俺はタクシーに乗車すると同時に学校のホームページに携帯からアクセスした。
すると玉山が慌てていた理由がすぐに分かった。
今日は新入生歓迎会の同行者を決める為の学年の対抗戦があるらしい。
新入生歓迎会の同行者とは、歓迎会先で他行とのトラブルが何らかの不慮で起こり、もし向こうが武力行使をしてきたとき新入生を守る為の護衛役だ。
毎年、学校のいわゆる生徒会と言われてるものに所属する生徒とそれとは別に新3年生5名、新二年生5名の計10名は進級性から選ばれている。
もちろん学校でもトップクラスの実力者が毎年選ばれている。
新4年生は怪我でもしたら就職活動に支障が出るので基本的に護衛役にはならない。
今年の学年選抜発表
新3年生
高山 結城
本田 咲
渡辺 遼太郎
斉藤 直美
片桐 霊
新2年生
小山 美紀
新2年生の残り4名は毎年恒例学年選抜対抗戦にて決定!!!
と書かれていた。
だから今学校中が大騒ぎとなっているのだと理解した。
するとタクシーが止まり学校に着いた事を教えてくれたので俺はタクシーを降り校門から教室までを人ごみを縫うようにして移動した。
理由は一つだった。
今日はクラスに9時に集合だった事を俺は忘れていて、現時刻8時58分だ。
急がなければ遅刻してしまう。
大学は高校と違って広いので先生が数分遅刻してくることを計算しても急がなければ遅刻してしまうのだ。
俺が教室に着き空いている席に座ると同時に、クラス担任が教室に入って来た。
クラス担任は出席を取らずに、
「選抜戦に出たい奴と小山は此処に残ってそれ以外は自分の履修登録が済み次第帰ってよし!」
と言うと教室を出て行った。
俺は速攻で履修登録をして帰る事を決意した瞬間、声は聞こえた。
声の主は玉山だ。
「このクラスは小山さんが護衛役に決定しているせいでクラスの男子の大半が皆参加するって言ってるけど坂田も参加やろ?」
おいおい皆どんだけ小山と皆一緒にいたいんだ。
確かに小山は可愛いし性格良いし(一部例外あり)強いし彼氏いないが、俺には理解できなった。
もちろん星屑の部隊長だということは俺しかこの学校では知らないし国と関係を持っていることすら俺しか知らない。
だからこそ、小山の性格は嫌と言うほど知っている。
俺は戸惑いながら
「え?参加しないとダメ?」
と返事をすると即答された。
「当たり前。空気読め!」
俺はため息交じりで
「だよね。了解。なら参加申し込みついでにお願い」
すると玉山は「任せろ!」と言って申し込み会場に走って行った。
俺はとりあえず履修登録を携帯で終わらせて、お昼を食べる為売店に移動した。
売店に行く途中俺は学内の超大型電光提示版に表示されていた内容にびっくりしてしまった。
内容は、
新二年生男子708人中700名が学年選抜戦に申し込み。
本日だけでは試合消化不慮となるので成績順に200名まで絞ります。
1位・・・・
2位・・・・
・・・・・・
・・・・・・
200位・・・
以上200名は第1~4演習場に指定された場所に今すぐ移動してください!
現時刻11時、第一試合開始11時10分開始 遅刻厳禁です。
遅刻の場合失格とします。
なお、小山美紀さんは第1演習場に来てください。
以上
と表示されていて俺は指定された第1演習場にお昼ご飯を断念して急いで向かった。
向かっている途中藤原と合流して話しつつも走りながら移動した。
「坂田はどこの演習場だった?」
「俺は第1演習場だよ。藤原は?」
「俺は第2演習場だ。なら俺はあっちだからまたな」
と言うと藤原は俺とは別の道を走りだしていった。
今回の第1~第4演習場のそれぞれの一位が護衛役に選ばれる。
俺は護衛役には、なりたくないが選抜戦に出るからは負けたくないので適当な所で負けようかなと考えていると目的地に着いた。
さすがに本気で俺が戦えばレベル7の実力となるしこの学校にレベル7は小山しかいないので簡単に一位を取ることは出来るが、それでは星屑の部隊長として大人げない気がするし、そもそも相手が弱すぎてやる気が出ない。
そして目的地に着いた。
俺はさっきまでの考えを捨てやれる所まで頑張る覚悟を決めた。
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