22話:お前次第
ブラックホース「……」
俺「……」
ブラックホース「ありがとう。だが、手遅れだ。」
俺「なにがや!」
ブラックホース「俺は、既にゼロの側に立ってしまっている。」
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イエロー「……お前、アホなん?」
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ブラックホース「……えっ?」
イエロー「何かしらんけどお前ら2人でシリアス決め込みやがって。気色悪いねん。寒イボ立つわ。」
俺「えーーと、イエローさん。」
レッド「せや、って言うか何やねん。"ブラックホース"ちょっとカッコええと思った俺を返せや。詫び入れろ。」
ピンク「そうね、こんなことして。詫び必要よね。名前長いし"ブラック"にしちゃいましょう。」
レッド「はい決まりー。お前今からブラックー。」
ブルー「ネット世界の悪に立ち向かう。ゴレンジャーが遂に揃った。」
ピンク「なにげにブルーが一番患ってるわよね。」
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イエロー「で?お前はアホなんか?」
俺「いやいやイエロー、意味わからんて。どういうこと?」
ブルー「電柱。…ハッキング出来る。」
俺「うん、出来る。」
ブルー「精度。いまいち。」
俺「ん?」
レッド「お前のハッキングで【???】の時、誰が解析してんねや?」
イエロー「つまり、お前ら根本から間違えてんねん。」
ブラック「……。」
ブルー「電柱。トロイの木馬…調べる。」
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トロイの木馬
・ 隠れた悪者: 安全なフリをして侵入し、悪さをするプログラム。
・ 自分では増えない: ウイルスと違い、他のファイルに紛れてやってくる。
危険性
・ 情報が盗まれる: パスワードや個人情報などが盗まれる。
・壊される、使えなくなる: ファイルが消されたり、コンピューターが動かなくなったりする。
・ 遠隔操作される: 勝手にコンピューターを操られる。
侵入方法
・怪しいメール: 添付ファイルやリンクを開くと感染。
・ 偽のソフト: 安全に見せかけたソフトをインストールすると感染。
・ 危ないサイト: 悪質なWebサイトを見ると感染。
対策
・セキュリティソフト: 必ず入れて、常に最新の状態に。
・アップデート: OSやソフトは常に最新に。
・怪しいもの注意: 見慣れないメールやサイトは開かない。
・信頼できるものだけ: ソフトは安全な場所からダウンロード。
・パスワード強く: 推測されにくいパスワードを使う。
・バックアップ: 大切なデータはコピーしておく。
対処
・ネットを切る: 他の機器への感染を防ぐ。
・スキャンする: セキュリティソフトで駆除。
・専門家に相談: 困ったら専門家へ。
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俺「一言で言うと…安全そうな顔をして、陰で悪さをするスパイ!」
レッド「もうわかるやろ。」
ピンク「ちょっと私も混ぜなさいよ!私ハッキングも解析もできないのよ。」
イエローたちの説明はこうだ、もともと無害なように見せかけて悪さするのが"トロイの木馬"。
触れた者を仲間と信じ込ませるために触れられる状況を作るんが大前提になる、だけどブラックはいつでもどこでもさらりっとそこに存在すること出来る。なぜならトロイの木馬だから。つまり始めから仲間と思われている。
その中で、ブラックが触れると触れた者を仲間と"信じ込ませる"事が出来るのだと。
イエロー「お前次第や。」
ブルー「ブラック。どうしたい?」
レッド「電柱もゼロもお前を仲間と信じとる。」
ブラック「…ロイだ。俺はトロイだ。任務を遂行する。」
俺「ブラック……。」
ブラック「お前らから情報をラビリンスへ持ち帰る。但し真偽は俺の知るところではない。でも友達のマコトを裏切る事はしない。お前らにはゼロの情報を提供しよう。」
俺「お前…それって…」
イエロー「電柱や。」
レッド「マコトやない。こいつの名前、"電柱"や。」
ブルー「ゴレンジャーの生みの親。」
ピンク「はぁ、バカね。二重スパイってことでいいかしら?」
ブラック「"電柱"了解した。ああ、そう受け取ってくれ。」
俺達はブラックと話をし、ブラックに異常領域に向かってもらった。スパイ活動の為とはいえベースノードの場所バレは避けたい。
俺達はベースノードに帰ることにした。




