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魔王城、一階

「お、お前!!勇者だな・・・!!お前は・・・お前だけはここで殺すッ!!!」

城に入って早々に、上位魔族らしき女が大剣を俺の脳天目掛けて振り下ろした・・・!

俺は避けようと思ったが、周りにも沢山魔族がいるので、剣を抜いて防ぐことにした。

「くっ!・・・まだまだ!!」

大剣を何度も振りかぶる女。俺は剣魔法を発動して相手の大剣を切り裂く。

「ほいっ・・・と。で、こんなもんか?」

スパッっと切り裂かれた大剣を見て、女は激昂する。

「勇者ーッ!!お前たちは私たちの村を焼き払い!同胞を殺し!その跡地でのうのうと暮らしている貴様ら人間が!私は憎い!!!その命、貰い受ける!」

ああ、第一王女を助けた場所か。ちなみに、上位魔族とは人間が勝手につけた名前で、人型をしている魔族を上位魔族を呼ぶ。魔族は基本的には大きな街は作らない。

というか、人間が悉く邪魔をしているから街が作れないだけなのだが。

これも人類が生き残る為なのである。人間という種族は魔族と比べるとあまりにも貧弱であり、こうでもしないとあっという間に絶滅するだろう。人間は魔族より誕生するのが早かった為、こうして生き残っているだけなのである。

「それを言うならお前ら魔王軍も、お前の部族も、だろう?そんな理由で・・・いや、流石に言い過ぎた。」

俺は両手で剣を構える。

「全員まとめて屠ってやるよ・・・かかってこい!」

「「「「うおぉぉおぉ!!!」」」」

「中規模戦術級上位魔法『エクステントリザレクション』。」

前使ったオーバーリザレクションの下位互換だ。ここの周りだけを倒したかったし。

「なっ・・・!もはや・・・これまで、か・・・。」

魔族の女も息絶え、塵となる。このシリーズは魔族の死体が残らないからお気に入りだ。

「さて・・・行くか。」

少し歩いて、装備の倉庫を見つける。

この城は装備の倉庫が階ごとにあって、価値が高いもの程高い倉庫にあるのだが・・・。

「勇者しか使えない装備は魔族にとって価値が低いからここにあるんだよなー。」

そこにあったのはまるで鏡のように輝く盾。

「退魔の聖盾、ゲット!早速鑑定。」


アイテム名:退魔の聖盾

タイプ:装備/片手盾/勇者専用

特典:防御時無敵。魔法反射。精神攻撃反射。覇気吸収。状態異常反射。物理攻撃反射。

装備者にバフ<退魔><聖盾><反撃>を付与。

ステータス:防御力/+16384 魔法防御力/+4096 防御成功率/+100% 魔力回復率/+70% 耐久値/∞

説明:攻撃を鏡のように反射する盾。勇者にしか扱えず、力あるもの程倒すのが困難になる最強の盾。

反撃には、相手の防御を無視して攻撃出来る為、戦う要塞と呼ばれる。


俺は盾を装備して最短ルートで魔王城を駆け回る。

階段を上がって二階へと進んだ。

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