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破魔の勇剣

破魔の勇剣を創るには、最上級鍛冶スキル、最上級破魔魔法、最上級神聖魔法、最上級片手剣スキル、そして『勇者』の称号の5つの条件を満たすことが最も重要だ。

これは本来それぞれの条件をクリアした5人が強力して創るのを想定しているのだろう。何故なら最上級スキルは才能ある者がその生涯を懸けてようやく手に入れられる代物だ。

だが俺は言葉通り、数え切れないほどの人生を送ってきた。

まあ全部最後は魔王に殺されてるんだけど。

つまり、ほぼ全てのスキルは最上級だということだ!

中には使い道の無いような、最上級遅刻スキルとか、最上級撮影スキルとか、最上級機織りスキルとか・・・どうやって取ったのかわからないスキルまで・・・。

「っと、話が脱線したな。他に必要なものは・・・」

まず、破魔の力が宿る[煌錬鉄(こうれんてつ)]

最上位ドラゴンから獲れる[光龍の角]

ダンジョンなどでしか手に入らない古代の遺産[魔導鋼の剣]

これ単体でも強力な効果を発する国宝級魔導具[神殺しの宝玉]

そして、最上位悪魔が稀に所持する[理滅の魔剣]

これらを錬金釜に入れ、魔力を注ぐと完成する。

煌錬鉄と光龍の角、魔導鋼の剣はある。神殺しの宝玉は最上級錬金術スキルと最上級殺戮魔法、最上級分子操作スキルを覚えていれば簡単に創れる。

後は・・・

「理滅の魔剣だけ、か。」

理滅の魔剣は最上位悪魔の住む地獄へ行かないと手に入らない。

そして、地獄は魔族の住む魔界にある門を通らなければならない。さらに、その魔界に行くには上級空間魔法と上級転移スキルが必要だ。まあどちらも最上級スキルを持っているんだが。

問題は、地獄への門だ。強行突破出来なくもないが、そんなことをするより正面から入った方が面倒事もなくて手っ取り早い。

悪魔どもは基本互いに干渉しないから、無理矢理行って全ての悪魔に追われるより普通に入れてもらう方が速かった。

「ちょっと魔力を消耗したな・・・。」

理滅の魔剣、ゲット!

正直言えば、そこまで弱体化していない今なら悪魔ぐらい余裕だ。勇者は悪魔や魔族等に最も効果を発揮する。

『勇者』の称号は神聖、光、時間属性。対魔王種及び魔族種、悪魔種、魔物。人型生物にのみ与えられる称号だ。

つまり、本来なら魔王さえも余裕とまでは行かないが、そこそこ頑張れば倒せるのだ。

弱体化とはなんとも忌まわしい・・・。

ちなみに『魔王』の称号は暗黒、殺戮、空間属性。対勇者系列及び人間種、天使種。人型生物にのみ与えられる称号だ。

実は魔物や悪魔も人型なら勇者になれるし、人間も魔王になれる。そんな事例はないが。例えば悪魔が勇者になっても対悪魔だから反発するとかだろう。

さっさと空間魔法で帰ろう。え?帰れるのかって?

実は、最上位空間魔法は一度行ったことがある場所なら例え宇宙でも地獄でも天界でも異世界でも過去も未来も行き来できるんだよ。

まあ過去や未来は時間操作魔法を使った方が早いし正確なんだけど。じゃあ早速、創っていこう。

勇者の最速クッキング。

材料は煌錬鉄と光龍の角、魔導鋼の剣と神殺しの宝玉、そして理滅の魔剣でーす。

今回は破魔の勇剣を創りましたー。

最速クッキング終わり。

では、ステータス表示。


アイテム名:破魔の勇剣

タイプ:武器/片手剣/勇者専用

特典:魔王、悪魔、魔族に対して攻撃力アップ特大。破壊無効。

魔法攻撃無効。空間属性無効。使用者にバフ‹破魔›‹滅魔›を付与。

即死攻撃反射。

ステータス:攻撃力/+12800 素早さ/+64 武器防御率/+25% 魔法攻撃力/+100 耐久値/∞

説明:勇者とその仲間の力が合わさってできた神話級の剣。

全てを切り裂き、勇者の道を明るく照らす神剣。

勇者しか扱えず、魔物どもは忌み嫌う。


・・・なんかごめん。仲間無しで作っちゃった。

まあいいや。じゃあ次。

最強の武器の次は最強の防具だろ!

とりあえず、一番簡単そうなのは・・・?

鎧・・・は素材が多いからめんどくさいし、兜は・・・ボス倒さないといけないし。

靴か?・・・いや、ドラゴン倒さないといけないか・・・。

盾は・・・ダンジョンで探さないと・・・。

単純に物理だけじゃなくて魔法とか属性攻撃とかも考えないといけないからどうしよっかな・・・。

・・・そういえば、一番初めの時持ってたアクセサリーがあったな。

「それじゃ、今から英雄の腕輪を作るか!」

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