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帝国、『勇者』の儀

「グレムリス帝国・国王の権限で貴殿を今日から『勇者』に任命する!」

目の前には俺の国の国王がいる。周りには各国の王や騎士が並んでいる。

・・・どうやら、成功したようだ。

「『勇者』アルマ・バング・ラファエルよ。ゆけっ!『魔王』を打ち倒し、世界に平穏をもたらすのだ!」

『勇者』の儀。今となっては何度行ったことか。

「おお、神よ!我ら人類に祝福を!」

俺は儀式を一通り終えてすぐに地獄へと直行する・・・とその前に。

「もしかして、これ使えるんじゃないか・・・?」

俺は早速、最上級遅刻スキルを使ってみることにする。最上級遅刻スキルなんて、使い道はないと思っていたのだが、もしかしたらと思い使ってみたのだが・・・どうやら成功のようだ。

「呪いが限りなく遅延されている・・・!」

これならいちいち時間を止めたり遅くしたりしなくていいな。時間を止めておくと、転移魔法は使えないから。

普通なら物自体に転移魔法をかけてここへ持ってくるのだが、理滅の魔剣は魔法が効かない。

本来は魔界を経由するのだが、一秒も惜しんではいけない。

「お前ぇ!!地獄の掟を破ったな!?無礼者!!全員、この人間を殺してしまえ!!」

「大人しく殺されるとでも?大規模戦略級最上位魔法『オーバーリザレクション』」

これは、もちろん魔族だけでなく、悪魔にも有効である。

「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

しかし悪魔も一筋縄ではいかない。

「第一の私が!?お前ぇーっ!!」

というように、第二、第三の悪魔が出てくる。要するに残機があるってことだ。

なのですぐに理滅の魔剣を取りにいかなければいけない。そこでこの魔法が役に立つ。

「最上級運搬魔法!」

これは、理滅の魔剣には魔法が効かないのでその周りごと運んできている。

なんだか、勇者の剣が抜けないので台座ごと引き抜いた逸話を思い出したな。

そんなこんなで理滅の魔剣をゲットし城に帰る。その他の素材は城から拝借。

材料は煌錬鉄と光龍の角、魔導鋼の剣と神殺しの宝玉、そして理滅の魔剣です!はいクッキング。

完成!破魔の勇剣!

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