表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/14

魔王城、二階

遅れてすんません!

焼き土下座します。

二階にはあまり敵がいないようだ。どうやら一階で殆どの敵を倒してしまったらしい。

まあいい。俺は魔王と戦いに来たからな。

少し進んで、また倉庫に来た。ここには一番重要なモノが眠っている。

「ぐぅ・・・すやぁ・・・」

「おい、起きろー!」

この倉庫は監獄のようになっていて、物より人の方が多い。獣系は別のちゃんとした檻なので、ここにいるのは魔族、それも魔王と敵対している種族だ。

「うみゅ・・・?誰!?」

俺は檻を剣で斬って開ける。

「執筆魔法。・・・ほら、これ読みながら付いてこい。」

俺は執筆魔法で現状を完結に書いた紙きれを渡す。

ここにいるのは俺が周回の途中で見つけた最強の魔族。本人は気づいていないが。

「ちょ、ちょっと待ってよー。」

「そしてここの倉庫でお前の装備一式を見繕った。ほら、装備しろ。」

「いつの間に!?どこから取り出したの!?」

召喚魔法の応用で、倉庫から召喚した・・・とは言える雰囲気ではないな。

「装備したな?よし、行くぞ。」

「いや、だからちょっと待ってよ!第一、あなたは私の事知らないでしょ!?」

「知ってるぞ?お前の名前はミュウ。ミュウ・レグラベル。お前はここより北に進んだ所にある集落で生まれ、フェイ・レグラベルとマグラ・レグラベルに育てられた。10年暮らした後、魔王の領地拡大に反抗した種族として大規模な侵略を受ける。その際、捕虜として捕らえられ、その後3年に渡りこの牢獄に閉じ込められる。好きな食べ物はビーフシチューで嫌いな食べ物は人参とイカ。お前は知らないだろうが、お前は族長のクルクス・レグラベルと氷炎の魔女、グレイア・マーベリンの子だ。フェイとマグラはお前の叔父と叔母だ。」

「え、キモ」

めっちゃ引かれた!?

「それよりなんで私が知らない事も知ってるの!?怖い・・・」

「いや待って!?引かないで!?怖くないから!?」

徐々に距離を縮めるも、後退りされ距離は縮まらず。

その後、何とか誤解を解いたが、第一印象は最悪なものとなった。

ミュウの装備については次回説明があります

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ