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一晩考研究手段を寝かせてみたがやはりこれしかない。
まず対象は高架下の占いババァだ。
·時刻は23時
·高架下のビニールシートの上に鎮座しているため、観察自体は可能
·相手は視界外の物体を認知可能
·何らかの力で存在を消してしまえる。
それからこの研究の最終目的は、相手に僕の事をなぜ知っているのか聞くことにある。
だが見つかれば僕自体が消えてなくなってしまう可能性があるため、「占いババァに認識されずにコンタクトを取る」に設定される。
ここからはプロセスだ。
手紙は返信できないし、通話もしかり。あの身なりから携帯を持ち合わせているか怪しいものだし、なにより番号もアドレスも知りもしない。知りたくない。
ではどうするかというと、ドローンを使う事にした。
年甲斐もなく、心が何故かワクワクしている。アラサーになってこんなことができるなんて、人生何があるかわからないものだ。
今日はゆっくり眠れるかもしれない。