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聖剣の力


エドワードとメフィストの闘いが始まった頃、正門に到着した俺は爆発によって混乱している王都を眺めながら舌打ちをする。


「ちっ!魔族のヤロー!よりにもよって城よりも先に街を狙うとか、本当に面倒な事しやがって!」


ソラリア城の重要な部屋や避難場所には結界が張ってあるので外壁が爆発されても避難が完了しているので人的被害は殆ど無いのだ。


燃え盛る街を見て


「取り敢えず火を消す事が優先だしなぁ……しょうがない、ここは魔法を使うか」


と言って俺は右手を天に向かって挙げながら呪文を唱える。


《豊穣の女神よ恵の雨を降らせ 神秘の雨(ホーリーレイン)


俺が呪文を唱え終わると、火災が起こっている所を中心に雨雲が発生し雨が降りだす。


パニックで逃げ惑う住民達は、突如降り出した雨に戸惑いながらも、徐々に落ち着きを取り戻して行く。


街中の火災が殆ど鎮火すると、雨は次第に止んで行き雨雲が消える。


まるで神の恵と言うべき雨に歓声を上げる住民達を見ながら俺は


「ふぅ……これで二次災害はなんとか大丈夫だろうし、兵士っぽい奴らもちらほらと居るみたいだから避難や救出もしやすくなっただろう。さて、エドワードの方はどうなってるかなぁ〜」


俺は、スキル「千里眼」を使ってエドワード達の状況を確認する。すると、丁度エドワードが魔族の攻撃を防いでいる状況だったので、俺は千里眼とは別にスキル「鑑定眼」を発動する。



名前  メフィスト

種族  魔族

レベル 71

役職  魔伯爵

     

ステータス

攻撃 6000

防御 6250

魔力 12090

魔防 7500

速さ 6100


スキル

幻術魔法 奇術魔法 透明化 短距離転移 

空間魔法 変身 分裂 など


称号

魔伯爵 奇術師 怠惰の配下



「うわー!めちゃくちゃピエロじゃん!!何、奇術って?あっ!だからナイフを使ってる訳か!でもこの程度のステータスならば、エドワードにとってはそれほど脅威では無いな!」


ちなみにエドワードのステータスはと言うと


名前  エドワード・アル・エディアス

種族  人間

年齢  25

レベル 85

職業 剣聖

役職 王国騎士団師団長

     


ステータス

攻撃 12600

防御 7400

魔力 10520

魔防 7350

速さ 9500


スキル

剣術 双剣術 魔法剣 縮地 身体強化

空間切断 など


称号

剣聖 騎士団師団長 エディアス家当主

など


数字だけ見ればエドワードの余裕勝ちでもおかしく無いはずなのだが、防戦一方のエドワードに俺は不安になる。


すると、何本ものナイフを捌いて行くエドワードが何かを呟くと両手に持った剣が光だしたので、俺はその剣にも鑑定をかける。



名前  聖剣 ガラティーン

レア度 神話級ゴッズ

能力

炎属性付与 魔法付与 魔力付与 魔力飛剣

破壊不可  など

〜解放状態〜

太陽召喚 灼熱 など

説明

この世界に44個存在する聖魔武具の1つ。

太陽が出ていると能力が上がる。

刀身に炎が宿り切り裂くとそこから燃やす。

最大時には太陽と同等の温度になる。



名前  聖剣 モルガン

レア度 神話級ゴッズ

能力

闇属性付与 魔法付与 魔力付与 魔力飛剣光吸収 破壊不可 など

〜解放状態〜

深闇空間 放出 など

説明

この世界に44個存在する聖魔武具の1つ。

暗闇になると能力が上がる。

周りの光を吸収する事で能力が上がる。

吸収した光を任意で放出する事が出来る。



鑑定結果を見た俺は久しぶりにはしゃいでいた。何故ならば……


「やべー!もうこれ完全にFGOじゃん!!どっかに腹ペコ王とか居ないかなぁ〜?いや、どっちかと言えばオルタの方か!」


俺がハイテンションで独り言を呟やいていると、エドワードとメフィストの闘いが再開した。


**************


先程まで防戦一方だったエドワードが急に余裕の表情を見せた事に対してメフィストは不機嫌な表情をしながら


《んーん!聖剣を解放した〜からって、ちょ〜しにの〜ってるんじゃないよ!》


そう言ってメフィストは先程の倍のナイフを飛ばす。するとエドワードはガラティーンを天に向け


「照らすは日輪!来たれ!永遠の太陽(不夜の世界)


エドワードが呟やいた瞬間、頭上に巨大な太陽が現れ、エドワードをを中心に城を照らし出した。


《な、な〜んだっ?!こ〜れは!!!》


動揺するメフィストに向かって、エドワードは飛んでくるナイフごとガラティーンを振り抜く。するとガラティーンから燃え盛る斬撃が飛び、ナイフを溶かしながらメフィストに向かって行く。動揺していたせいで対処に遅れたメフィストだったが、間一髪致命傷を避ける事が出来た。


ただし……


《うぎゃ〜!!小生の、小生の腕が〜〜〜!!!おのれ!おのれ!おのれ!人族ふぜ〜が〜!!!》


メフィストは切り落とされた自分の左腕の傷口を抑えながら額に汗をかき、エドワードを睨む。対してエドワードは「惜しい」と言いたそうな表情をしながら称賛する。


「僕の一撃を避けるなんて流石は魔族だね。それならこれはどうかな?!」


と言って、今度はモルガンをメフィストに向けながら


解放リリース!!」


と叫ぶ。すると、モルガンに魔力が集まりだしメフィストに向かって凄い勢いで一直線に飛んでいく。メフィストは右手を前に突き出し障壁を展開する。


ドーン!!


両者がぶつかり激しい轟音と共に煙幕が上がる。少しして煙幕が収まると片膝をついたメフィストが現れる。攻撃を耐えたメフィストを見てエドワードは感心する。


「まさかモルガンの一撃を耐えるなんてビックリしたよ!でもその怪我じゃもう闘えないだろうし、そろそろ諦めて他の魔族の事を話してくれないかな?」


エドワードがそう言うとメフィストは怒りの表情を浮かべながら


《ハァ、ハァ、ハァ……許さんぞ貴様!!ここまでコケにされたのは初めてだ!!もう容赦はしない!貴様を確実に殺してやるぞ!奇術魔法摩訶不思議な体験(ドッペルゲンガー)!!》


するとメフィストの姿が増えていき、最終的に4人のメフィストが現れる。それもご丁寧に切り落とされた腕や負傷が綺麗に回復していた。けれどエドワードは特に驚く事もなく


「面白い魔法だけど、数が増えたとしても僕には勝てないよ」


《たしかに貴様相手にたった4人だけでは相手にならないだろうが、果たして他の人間はどうかな?》


そう言ってメフィスト達はバラバラに動き回る。エドワードはメフィストを警戒しながら先程の言葉の意味を考える。


「なに?!……はっ!しまった!」


メフィストの策略に気づいたエドワードだったが、既にメフィストの分身の内2体が中庭から街の方へと向かって行く。


《ん〜ん!!幾ら貴様が最強だろうとこれではどうす事も出来ないだろう!!貴様にはここで小生らの相手をしながら人族どもが小生らに鏖殺されるの見てるといい!!》


メフィストはそう言ってエドワードを煽るのだが、エドワードは特に焦る事もなく、寧ろ同情の視線をメフィストに浴びせながら告げる。


「残念だけど、あっちには多分僕よりも強い親友が居るから問題ないよ」


《ふん!例えそうだとしても、別々の場所に居る小生を同時に相手にする事なんて出来ないだろう》


「ふふふ。あまりソラリア王国を舐めるなよメフィスト!この国には僕以外にも最強の魔法師がいるんだよ!」


と言って、エドワードは笑みを浮かべる。


《何?》


メフィストが不思議がっていると


ドカーン!


ドカーン!


すると同時に別々の場所で爆発音がこだました。

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