カレーは飲み物
アザゼルに対して某有名軍曹式の矯正トレーニングを始めてから約5時間が経過し、ようやく満足のいく矯正が出来た俺がドーム型の建物から出ると、いきなりカーラが抱きついて来た。
『ご主人様遅いです!!カーラはお腹が空きました!』
俺はカーラの頭を撫でながら
「ごめん、ごめん。すぐにご飯を作ってやるから、少し待っててくれ!」
『はい!楽しみです!……あれ?ご主人様。さっきのやつはどこにいるんですか?』
「ああ、アザゼルのやつならすぐに出てくると思うよ」
と、入り口のほうに向かって言うとタイミングよくアザゼルが現れる。
【お待たせして申し訳ございません御方様!これからは、どうぞこのゴミ虫めをお使い下さいませ。御方様のご命令とあらば、例え魔王であろうと倒して見せましょう】
アザゼルは俺の前で片膝をつきながら謝罪をする。
するとカーラが首を傾けながら
『なんだか強くなった気がします?』
と質問してきたので俺は
「おっ!分かるかカーラ!今のアザゼルは、地獄のトレーニングのお陰でめちゃくちゃ強くなったぞ!」
現在のアザゼルのステータスはこちら
名前 アザゼル
種族 魔族(従魔)
レベル 80
役職 従魔(狂信者)
ステータス
攻撃 7800
防御 7600
魔力 15800
魔防 8900
速さ 6000
スキル
闇魔法 誘惑魔法 魔力操作 痛覚耐性
痛覚遮断 魔闘法 変身 など
称号
相田圭太の狂信者 モンスターの先導者 誘惑者 相田圭太の従魔 など
アザゼルは、地獄とも言えるトレーニングのお陰でだいぶ強くなる事が出来たが、その中で唯一気になるのが狂信者という単語だ!
どうやら某軍曹式のトレーニングのせいで、俺の事を慕う狂信者が誕生してしまった。
恐るべし、某有名軍曹式トレーニング!
(まぁ、某有名ウサギとか有名神々なんかも狂信者になってるからしょうがないと言えばしょうがないか……)
俺が呆れているとカーラが
『凄いです!カーラもやりたいです!強くなりたいです!』
と言って、俺の裾を引っ張ってくるので、俺はカーラの頭を撫でながら
「気が向いたらな。それよりほら、ご飯を作るぞ!」
『はーいです!カーラも手伝うです!』
【御方様。我もお力になりたく思います】
「よし、それなら今日は全員でご飯を作るとするか!それじゃあまずは……」
こうして俺たちは昼食の準備を始めた。
今日のお昼はみんな大好きカレーライスとカボチャスープだ!
カレーの方は野菜と肉を切り、「調味料精製」によりスパイスを出して油でいたいく。こうする事で、スパイスの風味が増してより美味しくなるのだ!ちなみにこの技法をテンパリングと言う。
その後は、作って置いたオークの出汁を加えて味を整えたら別のフライパンで炒めた野菜と肉を加えて煮込んで行く。
煮込んでいる間、カボチャに似たパンプーキンをカーラとアザゼルに潰させて、ミルクと一緒に煮込んで行く。一度沸騰したら、調味料で味を整えて完成!
すると、ちょうどいい感じにカレーも完成したので盛り付ける。
「後は米があったら最強なんだけど、残念ながらパンで我慢だな」
俺はそう言うと、手作りのパンを取り出して軽く表面を焼いてから皿に盛る。
俺は女神の分の料理を送った後、全員分の料理をテーブルに置き椅子に座ると、手を合わせながら
「よし全員座った所で、それじゃあいただきます!」
『【いただきます!!】』
俺の合図と共に、二人も同じように手を合わせながらいただきますをする。
日本人として、いただきますとご馳走様の布教は大事!
俺はまずカレーを一口食べる。
「パク!……美味い!やっぱり市販のルーで作るよりもスパイスから作ったカレーは一味違うね!」
俺は何度も頷きながらカレーを食べる。
するとカーラとアザゼルもカレーを食べると
『美味しいです!!』
【美味ですね!流石は御方様の作りし至高の食事!!我は感動のあまり涙が止まりませぬ!!】
嬉しそうなカーラに対してアザゼルは泣きながら食べる。と言うよりかは、飲んでいると言った方が正解かも知れない。
すると、カーラも負けじとアザゼルの真似をしてカレーを食べて行く。
いつもの俺ならば止めさせる場面だが、俺はそんな事よりももっと重大な事態に直面していた。
「くそう、やっぱり米をが欲しい……米が食べたい!!!!こうなりゃ、絶対に見つけてやる!」
この日、俺はなんとしても米を手に入れると決めたのだった。




