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終夜運転

作者: 尚文産商堂

今日は特別な日だ。

手野グループの手野鉄道では、年に1回以上、終夜運転を実施している。

終夜運転をするのは正月とお盆の年2回、手野鉄道では特別運転と称して終夜通しで運転をする。

ただし、その中でも繁忙時特別運転と銘打って運転をするのは大みそかから元日にかけてだけだ。

普段の終夜運転以上の頻度の運転を行い、手野鉄道各地へと電車を走らせる。

風物詩となっているもので、毎年行われている。

今年もその特別電車が走ることとなった。


実はというと、その繁忙時特別運転の際には、その最初の電車は出発式を経て出発することになっている。

出発式の場所は繁忙時特別運転を行う路線の特定の駅で、その時間帯の最初の電車が出るタイミングで行われる。

手野駅は必ず行われる駅で、そこから京都や大阪へと向かって電車が走る。

社長が来るのもここだけで、車長が出発の合図を送ると、ゆっくりと今年の繁忙時特別運転の一号電車が走り出した。

また、来年もこれを見ることができたらと、いつも思いながら見送っている。

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