傷心?幼馴染みの頭を撫でる
「じゃあ…いいよ」
「では、行かせてもらいますね」
僕がぽんぽんと自分の膝を叩き膝枕をする準備が整ったのを伝えると愛菜はゴクリと息を飲んで恐る恐る僕の膝に頭を預けてきた。
「昨日も…してるから…そんなに緊張しなくても」
「昨日は気分が悪くてそれどころじゃなかったんです!今日は心ゆくまで堪能出来るんですからだいぶ違いますよ」
「今回は…タイムリミットが…あるけどね」
「それなら、私が満足出来るよう撫でるのを頑張って下さい。でないとまた明日もしてもらいますからね」
下の方から可愛いく上目遣いで僕を見る幼馴染みの要望がきたので頑張ろうと思うが、撫でるのに上手さがあるのか分からないのでとりあえず普通に撫でてみようと思う。愛菜の綺麗な黒髪を僕は優しくただ撫でる。やってみて思ったことは意外と病みつきになる感覚であると言うことだ。小説の中とかだとこういうのってすぐに頭から手を離して名残惜しかったなみたいな感じになるのをよく見るけど、実際にやってみると確かに止めるのは中々困難だ。愛菜のサラサラでふんわりとした髪はずっと触っていたいと思えるほどの中毒性があった。
「…加減はどうですか?」
「まぁまぁ気持ちいいとだけ言っておきます」
愛菜に加減を聞くと、中々好評なことが分かったがこれ以上の変化を付けるのは難しいためどうしたものか、と考えるこのままでは明日もすることになってしまう。すること自体は役得なので問題ないがどうせなら愛菜からねだってきて欲しいのでここで負けるわけにはいかないのだ。
とりあえず、手櫛の要領で髪を解いていくが反応はいまいちだどうしようかな?他に出来ることって何かあるだろうか、嫌ないね。今回は仕方ないが他のことでねだるようにしてみよう。昼休みも終わる良い時間になってきたのでここ以来で辞めていいか提案する。このままずっとしていると五限に遅れてしまう。
「もうすぐ昼休み…終わるから…ここまでね」
「ダメです。後もう少しだけやってください」
「了解…後二分だけね」
「お願いします♪」
「もうそろそろさ…」
「私はまだ良いって言ってませんよ、だからまだ続けてください!」
「はい…」
こんな風にして後もう少しだけとねだられた結果僕達は二人揃って授業に遅れるのだった。
間違えて他の奴に出してました。すんません
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