傷心?幼馴染みとデート2
「紅のおかげでだいぶ楽になりました、ありがとうございます…色々と」
「別に…そんな大したこと…してないよ」
愛菜がようやく体調が戻り僕らはようやくアウトレットの中を見て回っていた。流石大型のアウトレットなだけあり店の数もかなりのものだ。でもなんていうか雑貨系が多いように感じる服を売っている店は地上に店舗が一つずつあるので仕方がないけど長時間ものを見て回るのには向いていない感じだ。本屋がないから僕みたいなやつは尚更ね。
「で…今どこ向かってるの?…」
「そうですね、今から分かりますよ。それまではこれ以上聞かないで下さい」
とふふっと楽しそうな笑みを浮かべながら愛菜が先導していくので、僕は迷子にならないようしっかり後ろについていくのだった。
「目的地はここです!」
そう言いながら、デンっという擬音が聞こえてくるかのような紹介を愛菜がした店を見てみると、タピオカ屋だった。
「僕…タピオカも初めて…なんだよね」
「実は私も何ですよ!家の近くに全くないので飲みに行くことができていなかったので、この機会に挑戦してみようかと」
なんと、今をときめく女子高生がタピオカを飲んでいないとは珍しい。まぁ、なんていうか見た目が黒いから宮島に行くと下にばら撒かれいるアレを連想するので広島県民は飲むのに抵抗を覚える人が多いので仕方がないか。ちなみに僕がそれだ。どうしても奴らのモノに見えてしまい尻込みしてしまうのだ。
だが、味が良ければそんなに気にならなくなるだろうと思い僕は覚悟を決めた。僕は、愛菜のためなら奴らのだって何とかしてみせる!と僕が静かに闘志を燃やしているのに愛菜が気づき声をかけてきた
「どうしたんですか?まさかこれも嫌いだったりしますか」
「ううん…食べたことないから…分からないけど…多分大丈夫…そうだ…例え奴らでも…ここまでは来ない」
「そうですか、なら早速並びましょうか」
一時期天下をとったタピオカと言えども平日なためお客さん自体は少なかったのですぐに僕たちの番になった。
「ご注文の方はお決まりでしょうか?」
「はい、私はタピオカミルクティーを一つ」
「じゃあ…僕はタピオカイチゴミルクで」
僕らはそれぞれ注文して商品を受け取ると近くのフードコートの二人机の場所に座った。
「これが、学校でみんなが美味しいと言っていたタピオカですか、写真ではよく見ましたけど実物を見ると芋って感じがしませんね」
「確かにね…何かマリモ見たいな感じ…あるね」
「よし、ではいざ実食です!」
愛菜の言葉を合図に二人とも同時にタピオカを飲んだ。最初はストローから、イチゴミルクだけ流れ込んできたがしばらくするとタピオカが口の中に入ってきた。それを食べた僕の感想は
「甘っ!」
「そうですか?私はそんな感じあんまりないですけど」
愛菜の方は普通にあの甘さに耐えられているのだろう、平然と飲んでいた。おい、嘘だろ?だってあんな甘かったら普通あんなリアクションになるだろう、まさかミルクティーだからいけてるのではないか?あの甘さと無糖のミルクティーなら確かに丁度いいかもしれない。
僕は、無難なのにしとけばよかったなと思いつつそれを何とか飲み切った。うぇーなんか甘い汁の味が今もする。僕は二度とこいつを飲まないと決めた。甘党の僕を持ってしてもこの甘さは手に余る。家で大人しく、とーまキャンディ食べるくらいが丁度いい。僕が不味そうな顔していたのを見かねたのか、愛菜が僕に
「こちらは、タピオカの味が余りしないので飲んでみますか?」
「うっ…それ甘くない?」
「いえ、ほとんど甘くないですよ。ほとんどミルクティーの味しかしません」
「なら…飲んでみようかな?」
僕はあれがハズレだっただけだと言い聞かせて、愛菜から受け取ったミルクティーを飲んだ。おっ、これはあんまり甘くないな。これなら確かに美味しいかも。僕のはどうやらハズレだっただけらしい。
「ありがと…確かに丁度いい甘さだね」
「ですよね!これならまた飲みに来たいです」
「その時は…イチゴミルク味はやめときなよ…」
「ううん、でも甘さって言ったら調整してもらえるので味を調整したらいけそうですけどね」
「それ…早くいってよ」
僕は、甘さが調整出来ることを知り軽くその場で項垂れるのだった。
更新が遅れました。申し訳ない、ローファンタジーもの書いてたら手が止まらなくなってね、仕方ないよね
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