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傷心?幼馴染みと放課後デート


「で…今日は何処に…行くの?」


「今日はアウトレットの方に行ってみようかと」


「そういえば…僕…出来て数年経つけど…行ったことないや」


「なら、とても驚きますよ」


僕たちは、校門を離れバス停に向かっていながら、今日のデートの内容について話していた。


今話しているのは、バイパスを降りて数分車を走らせて行くことのできるアウトレットだ。この地域にしては珍しく大規模な敷地を使っているので出来た当時はかなりの人が訪れたらしい。


ただ僕は人混みが嫌いなので、人が大勢いる休日に行くことはなくそのままなし崩し的に現在まで足が向くことがなかったのだ。


「服のお店はかなりありますし、飲食店や映画館も有ります暇になることは無いと思いますよ」


「本屋はないの?…」


「どうでしたっけ、オープンした当初はあったはずですけど友達の話だと最近無くなったそうなので多分ないですよ」


「はぁ…」


僕は愛菜の返答を聞いて、思わず溜息が出た。最近電子書籍が普及したことで、紙媒体の需要が無くなってきているため本屋が無くなってきている。


そのため僕の家から数キロ離れた場所にしか本屋がないので困っている。


「そんなに落ち込まないでくださいよ!紅が行きたいなら帰りに本屋に向かいましょうか?」


「いや良いよ…今度自分一人で行くよ…」


「そうですか…これは私のリサーチミスですね。紅君を落ち込ませてしまいました〜あぁ死にたい…」


「あっ…バス来たよ」


バス停が見えたタイミングで、乗る予定だったバスがバス停に向かって来ていた。


僕はこのままだとバスに乗り遅れると思い、愛菜の手を彼女の許可得ず取り走り出した。


「ちょ、ちょっとどうしたんですか!?」


「バス来てるからさ…急ぐよ」


「紅早いです、少しだけゆっくりにしてください!」


僕はこれでもかなりゆっくりにしているのだが、やはり女子にはこの速さは厳しいのだろうか?僕はそう思い愛菜の方を向くとあっ、なるほどねと理解した。


愛菜には豊満な巨峰がバルンバルンと揺れていた確かにこれだと、なんとか靭帯へのダメージが凄そうだな。しかもそれがあるせいで走りにくそうだ。僕は愛菜の豊満な巨峰の形を保つためにゆっくり走ることにした。


それでも何とかバスに乗ることができたが愛菜は肩で息を大きくしていた。


その度に大きな胸が動いていたのを見て、幼馴染みの成長に驚愕していた。


「はぁ、はぁ何とか間に合いましたね」


「大丈夫?…」


クーパー靭帯の方は


「大丈夫ですよ、これくらいならすぐ治りますから」


なるほど、彼女のクーパー靭帯は中々強いようだ。僕は検討外れなことを考えているが、話の方は問題なく進んでいるので大丈夫だろう。


「それじゃ…後ろの席空いてるから座ろうか…」


「はい」


僕らはそうやって二人で並んでバスの一番後ろの席に座った。


「これって…どれくらいで着くの?」


「確か10分くらいですよ」


「なら大丈夫かな…」


「何がですか?」


「ほら…僕乗り物酔い…しやすいじゃん…特にバスとか自動車みたいな…密閉したところ…だと尚更ね」


「それなら、窓開けておいていいですよ」


「お言葉に甘えて…そうするよ」


そう言って窓を開けると新鮮な空気が入ってきてバスのどんよりした空気が少しだけ無くなった。これなら10分程度なら大丈夫だろう。


そう思っていました、はい僕は何とか耐えることが出来たが愛菜は乗り物酔いで気分が悪くなっていた。


そう、愛菜は僕以上に三半規管が弱い例を出すなら、グルグルバットで一回回るだけで気分が悪くなるくらい弱いのだ。

ちなみに僕は五回だ。


アウトレットに着いた僕らは、しばらく歩いてベンチに腰を掛けた。


グロッキー状態の愛菜は、ベンチに座るなり僕の膝に倒れ込んできた。僕は愛菜の気分が良くなるよう背中をさすってやる。


「ゴメン…愛菜が酔い止め飲んでると思って…気づかなかった」


「いえ、私の方も最近乗り物に乗ることがなくって忘れてました。しばらくこうさせて下さい。」


と僕の膝に顔を埋めながら愛菜は、か弱い声でそう溢した。


僕は、さする手を止めず周りの視線によって居心地が悪い平日といえど大型のアウトレットだ、かなりの人がいるしかもこんな通りにあるベンチで膝枕なんぞしていれば注目されるのは当然だ。


しかもいつもの視線と違いなんだか微笑ましいものを見るような目なので、何ていうか慣れていないのでむず痒いのだ。


僕はそんな視線に晒されながらも愛菜の体調が良くなるまでしばらく膝枕をしていた。


ちなみに途中で辞めていいか聞くと


「もう少しだけ、お願いします」


と上目遣いで可愛いらしく言われたので、僕は断ることが出来なかった。そうして愛菜が回復したのは15分経った頃だ。


その時、僕の精神はかなり擦り減っておりこのままデートが出来るか、本当に不安になってしまうのだった。








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