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【第10話】神殿(謎解き編)

【転猫】第10話:神殿(謎解き編) お楽しみください!

グレン:『まさかこんな形で神殿にたどり着くなんて夢にも思わなかったな』


シルビア:「神殿?」


グレン:『この先にお宝があるんだ』


シルビア:「お宝?!絶対見つけて美味しいもの食べに行こうね!」


グレン:『そのためにはここを開けないと行けないわけだが』


シルビア:「開かない...」


グレン:『見るからに問題を解いてくださいオーラ醸し出してるな』


グレン:扉の横に縦4×横3の形で上から1から3、4から6、7から9、そして空白、0、Enterという例えれば暗証番号を入力する機械みたいなのがある。


グレン:それは良いとして、問題はこれだよな。


グレン:扉に書かれた問題らしき文。


グレン:『人生の始まりを0としたらあなたの歩んだ人生は何点足されますか?』


シルビア:「?」


グレン:こりゃまたふざけた内容だ。


グレン:どこの誰が作ったのか分からないが作ったやつに聞きたい。


グレン:他になかったのか?


グレン:『はぁ...』


シルビア:「グレン分かる?」


グレン:『分かるわけない...』


グレン:採点基準が書いてあるならまだしもこんな馬鹿げた問題じゃ解きようがないじゃないか。


シルビア:「これなら頑張ればシルビアも出来そうだね!」


グレン:『そうだな』


グレン:実際この問題はシルビアの方が答えやすいかもしれない。


シルビア:「うーん...」


シルビア:「きゅるるるる」


シルビア:「グレン!おなかすいた」


グレン:『確かに腹は減っては戦は出来ぬ!って言うもんな』


グレン:『ほら、いっぱい食べて脳を働かせろ』


シルビア:「うん!」


グレン:俺も食べたいところだが、食料も余裕で余ってるわけじゃないからな...。


グレン:それにしてもこの問題は本当に解けるのか?


グレン:人生の始まりを0としたらあなたの歩んだ人生は何点足されますか?


グレン:んなもん神でもないのに分かるかよ笑


グレン:1時間1点?それとも1日に1点?それとも1か月?1年?


グレン:そもそも時間制じゃないかも知れない。


グレン:良い行いをしたら1点加点。


グレン:悪い行いをしたら1点減点。


グレン:もしそうだったらほとんど詰みゲーだよな笑


グレン:『シルビア、今日はここで泊まることになるかもしれないがいいか?』


シルビア:「宝のためでしょ?!」


シルビア:「それぐらい覚悟してるよ!」


グレン:なんかかっこよく言ってるが、内容はそこまでだな...


グレン:『とりあえずシルビアも食べ終わったら一緒に考えてくれ』


シルビア:「いいよ!」




グレン:『......』

シルビア:「.......」


グレン:『分かったか?』


シルビア:「全然わかんない」


グレン:『だよな...』


シルビア:「今何時?」


グレン:『17時を過ぎたところだ』


グレン:この問題を考え始めて約4時間経つが、答えどころかヒントも分からない。


グレン:これだけ考えて分からない時点でもう詰んでたりな...


グレン:もしそうなら本気で笑えないよ?


グレン:『シルビア、本当に何も分からないのか?』


シルビア:「うーん」


シルビア:「少し思ったのが最初に見た時と比べて扉の模様が少し変わってきてるような気がする」


グレン:『本当か?!』


グレン:言われてみれば薄く文字みたいなのが浮かび上がってる気がするな。


グレン:『とりあえずランプで照らしてみるか』


シルビア:「書いてある文字分かった?」


グレン:『ちょっと待て...』


シルビア:「ん?」


グレン:『シルビア、リュックに入ってる布でそこの入口塞いでみてくれ』


シルビア:「分かった...」


〈バサっ!〉


グレン:シルビアが布で入口を塞いだ時に起きた出来事があまりにも衝撃的でびっくりした。


グレン:『シルビア、見てみろ』


シルビア:「うわぁー!綺麗♪」


グレン:『あぁ、確かに綺麗だ』


グレン:先程までうっすらと浮かび上がっていた文字が一つ一つエメラルドに光り輝いている。


シルビア:「でもよく気づいたね!」


グレン:『全てはシルビアのおかげさ』


グレン:ランプで文字を照らしてみたところうっすらだったら文字が消えたんだ。


グレン:つまりは光が途絶える夜に本来文字が浮かび上がってたんだ。


グレン:で、書かれてる文字は...


シルビア:「人生において学ぶということは最大のヒントだ」


シルビア:「どういうこと?」


グレン:シルビアの言う通りどういうこと?って聞き返したいが...


グレン:『とりあえず学んだことを思い出してみろ!ってことなんだろう』


シルビア:「学んだこと?」


グレン:『シルビアは何かないのか?』


シルビア:「ミユに教えて貰ったのは足し算と引き算、掛け算に割り算」


シルビア:『あとは簡単な漢字!』


グレン:何点足されますか?


グレン:足されますか?


グレン:『シルビア!足し算のことで特別何か言われなかったか?!』


シルビア:「うーん、1から10を一つずつ足し算すると55!って聞いた」


グレン:『違う!他にもっと、こう違うルールみたいなの』


シルビア:「ルール?」


シルビア:「あっ!10+10は1010じゃなくて後ろの1を前の1に足して20!0は足さないってミユが言ってた」


グレン:『もっと、こう他にあるだろ?』


シルビア:「.......」


グレン:『ごめん、ちょっとムキになり過ぎた』


グレン:『.......』


シルビア:「あっ、0に何を足しても0って言ってた」


グレン:『0に何を足しても0?』


グレン:人生の始まりを0としたらあなたの歩んだ人生は何点足されますか?


グレン:『始まりが0』


グレン:『0に何点足されますか?』


グレン:『足されますか?ということは足し算』


グレン:そうか、この問題は何点足すかなんて重要じゃなかった。


グレン:重要なのは問題の本質を見破ること。


シルビア:「ということは」


グレン:『あぁ、』


グレン:『0に何を足しても答えは0』

シルビア:「0に何を足しても答えは0」


グレン:『間違いない、答えは0だ』


シルビア:「やった!やったよグレン!!」


グレン:『シルビアのおかけだ...』


グレン:『この答えはシルビアが入力してくれ』


シルビア:「分かった!」


〈ピッ!〉


シルビア:「答えは0で!Enter押すよ!!」


グレン:『あぁ!』


〈ピピッ!〉


グレン:『........』

シルビア:「.......」


〈ガチャ!〉


グレン:『ふー...』


グレン:安堵のため息をつく


シルビア:「これでお宝が手に入るね!」


グレン:『あぁ、間違いなく宝までの道のりを一歩進んだな』


グレン:『シルビア、開けるぞ!』


シルビア:「うん!」


〈ガチャ!〉


【第10話】神殿:謎解き編(完)

【転猫】第10話:神殿(謎解き編) いかがでしたか?


いつもとは違う謎解き編ということで投稿させていただきました。始まりは終わり。終わりは始まり。実に深くて素晴らしい言葉です。頑張ったらその分得るものがありますが、死んだら0です。


【次回】第11話:神殿(探索編) お楽しみに!


感想、レビュー等々お待ちしております!

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