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【第9話】発見

【転猫】第9話:発見 お楽しみください!

〈ピピピピッ!ピピピピッ!〉


〈バシッ!〉


グレン:『シルビアー!起きろー』


グレン:俺はそう言いながらシルビアの体を揺らす。


シルビア:「あと5分」


グレン:『やっば!もう3時じゃねぇか?!』


シルビア:「流石に騙されないよ...」


グレン:『じゃあ、起きろ』


シルビア:「うーん」


グレン:『今日は街に行く日だぞ』


〈バサっ!〉


シルビア:「そうだっけ?!」


グレン:『昨日言っただろ?』


グレン:『俺も着替えるからシルビアも早く着替えろよ』


シルビア:「うん♪」


グレン:俺は着替えながらふと思ったことがある。


グレン:シルビアって天然なのか?


グレン:まぁ、少なくとも天才ではない。


シルビア:「着替えたよ!」


グレン:『今日は忙しくなるから、昨日やったことをふたりでてきぱきと済ませるぞ』


シルビア:「オッケー!」


グレン:川に移動してから洗濯や歯磨き、顔を洗ったりと一連の流れを昨日よりも手馴れた手つきで済ましてテントに戻る。


グレン:『洗濯物を干してからゴミ持って街に行くぞ』


シルビア:「グレン早くして!」


グレン:『分かってるって』


グレン:『それにしてもここは毎日いい天気だよな』


シルビア:「そりゃそうだよ!神様が照らしてくれてるんだから!」


グレン:『そうだな、神様に感謝だな!』


シルビア:「ちょっとバカにしてない?」


グレン:『してないしてない』


グレン:『さっさと済まして街に行くぞ』


シルビア:「ならいいけど...」


グレン:『ふー』

シルビア:「終わったー!」


グレン:『シルビアが手伝ってくれたから早く終わったな』


グレン:『ありがとう』


シルビア:「えへへっ♪」


グレン:『じゃあ、準備して行くか』


シルビア:「うん!」


グレン:『忘れ物はないか?』


シルビア:「船長!持ち物は完璧です!!」


グレン:『それじゃあ、街に行くぞー!』


シルビア:「おー!」


グレン:シルビアと森の中を歩いて街に向かう。


グレン:ここで勘違いしてほしくないのが俺たちは森に住んでいるわけではない。


グレン:ただここで休んでるだけというのをぜひ頭に置いといてほしい。


グレン:俺たちはゴミ捨て場を探すため街の人々に話を聞くことにする。


グレン:『すいません』


街人A:(.......)


シルビア:「少しお聞きしたいことが...」


街人B:(.......)


グレン:話すら聞いてもらえないな...


グレン:何かあったのかな?


グレン:『すいません』


街人C:(何か用かい?)


グレン:『これを捨てたいんですけど、ゴミ捨て場ってどこですかね?』


グレン:そう聞きながらゴミ袋を見せる。


街人C:(あぁー、それならここを真っ直ぐ進んでいったら見えてくるよ)


グレン:『ありがとうございます!』


街人A:(それより聞いたか?)


街人B:(あぁ、また始まったらしいな)


街人A:(ホント、勘弁してほしいよな)


グレン:『?』


街人C:(なんだ、君知らないのかい?)


グレン:『何かあったんですか?』


街人C:(国王直々の捜索依頼だよ)


グレン:『依頼?』


街人C:(前にも数回あっただろ?)


街人C:(噂は色々あるけど、宝とか遺跡を探してるらしいぞ)


グレン:『宝?!』


街人C:『捜索が始まると規制が色々と厳しくなるから気をつけなよ』


グレン:『はい、ありがとうございました!』


グレン:『シルビアッ!』


シルビア:「場所分かった?」


グレン:『あぁ、場所どころか宝も見つけれるかもしれないぞ?!』


シルビア:「宝?!」


シルビア:「うわぁー♪これでたくさん美味しいもの食べてるね!」


グレン:『おいおい、そこかよ笑』


シルビア:「ほら、早く行こうよ!」


グレン:『おい!引っ張るなって!』


シルビア:「はやく、はやくー!」


グレン:『で、着いたわけだが...』


グレン:『まるでゴミの山じゃねぇか』


シルビア:「くちゃい...」


グレン:『早く捨てて買い物行こうな』


シルビア:「うん」


グレン:ルシファーのやつは何をやってるんだ...


街人?:【こんにちは】


グレン:『うわっ!』


街人?:【おや、驚かせてしまったかな?】


グレン:『いえいえ、こちらこそ急に声上げてすいません』


街人?:【ゴミ捨て場はここで間違いないよね?】


グレン:『はい』


グレン:『それにしても、ここはまるでゴミの山ですね...』


グレン:『他に経費を回さずに身近な所から取り組めばいいのに...』


街人?:【私は素敵だと思いますがね...】


グレン:『?』


街人?:【そちらの可愛いお嬢さんは妹さんですか?】


グレン:『こいつは妹みたいなもんですよ』


街人?:【可愛い妹さんがいて羨ましいです】


グレン:『ほら、可愛いってよ』


シルビア:「......」


グレン:『すいません、いつもはこんなんじゃないんですけどね...』


街人?:【いえいえ、大丈夫ですよ】


街人?:【この辺で私は失礼しますよ】


グレン:『あっ、はい』


街人?:【それでは良い1日を】


〈スタスタスタスタ〉


グレン:『なんで急に黙り込んだりしたんだ?』


シルビア:「嫌い」


グレン:『え?』


シルビア:「あの人なんか嫌い」


グレン:『シルビア、それはないだろ』


シルビア:「嫌いなものは嫌い」


シルビア:「こんな話せずに早く買い物行こうよ」


グレン:『うーん、そうだな』


グレン:ちょうど水や食料が底を尽き始めたところだし...


グレン:『じゃあ買い出しに行くぞー!』


シルビア:「おー!」


街人?:【ふふっ、これは面白くなりそうですね...】


グレン:そして今、こうして来た道を戻りながら店を探してるわけだが...


グレン:『なんでどこも空いてないんだ』


シルビア:「なんでだろう...」


シルビア:「きっと大きな虫さんが出てみんな逃げちゃったんだよ」


グレン:『そりゃ大変だな』


シルビア:「こーんなに大きな虫さん」


グレン:シルビアが大きさを伝えようと腕をめいいっぱい広げてる。


グレン:『シルビア、お買い物は延期だ』


シルビア:「なんで?」


グレン:『大きな虫さんに会いたくないからみんな家に帰っちゃったんだよ』


シルビア:「今日も手料理?」


グレン:『そうだな、昨日の残りもあるしそうするか!』


シルビア:「早く帰って準備しよ♪」


グレン:森に着き、足を進める。


グレン:『それにしても不気味みだよな』


シルビア:「?」


グレン:『街はあんなに静かだったのに、森に踏み込んだとたんカラスが泣き出すなんて不気味じゃないか?』


シルビア:「確かにちょっと怖いかも...」


グレン:『それに1匹じゃない』


グレン:『10匹、いや100匹か?』


グレン:そんなレベルじゃない。


シルビア:「グレン見て」


シルビア:「あそこ...」


グレン:『ちょっと待て、どうなってんだ?!』


グレン:森を少し踏み込んだあたりで何やら道が封鎖されている。


グレン:『俺たちこの先にテントを立てて生活してるんです』


グレン:『通してください!』


グレン:そう警備員らしき人に説明する。


警備員:(そう言われましても、捜索中はこの先に入れることは出来ません)


グレン:『嘘だろぉ...』


グレン:『.......』


グレン:『シルビア行くぞ』


グレン:少しの間を空けてそう切り出す。


シルビア:「え、でも...」


グレン:『ほら』


シルビア:「う、うん」


シルビア:「でも、これからどうするの?」


グレン:『テントに向かう』


シルビア:「え?」


グレン:『回り道をして西側からテントに向かう』


シルビア:「大丈夫なの?」


グレン:『任せろ』


グレン:俺たちは1度森を出て、改めて西側から入る。


グレン:運良く警備も手薄でテントの側まで近づけたわけだが...


グレン:テント付近は身を隠す場所がないため、向かおうにも向かえない。


シルビア:「やっぱり人多いね...」


グレン:『少しここで待機だな』


グレン:もう少ししたら昼の時間だ。


グレン:必ず警備が薄くなる。


シルビア:「なんか探偵さんになった気分♪」


グレン:『もっと緊張感を持て』


シルビア:「えー、楽しくないよ?」


グレン:『楽しいとかそういう問題か?』


シルビア:「そういう問題だよ!」


グレン:実際シルビアに助けられてるのかもな...。


シルビア:「警備員の人達がどこか行くよ?」


グレン:時刻は12時30分を過ぎた頃。


グレン:『あの人が側を離れたらテントに置いてある荷物を持ち運ぼう』


グレン:『3.2.1』


グレン:『今だ!』


〈スタスタスタスタ〉


剣や食料などが入ったリュックを背負って元の場所に戻る。


シルビア:「ツンツンツン」


グレン:『なんだ?』


シルビア:「この木の根元見て」


グレン:『ん?』


グレン:そう言われて足元に目を向ける。


シルビア:「穴が空いてる...」


グレン:『ちょうど、1人分ぐらいか?』


シルビア:「ちょっと入ってくる!」


グレン:『おい、待て!待てって!!』


グレン:遅かったか...


グレン:『シルビア!聞こえるか?』


シルビア:「.......」


グレン:『シルビア?聞こえてるなら返事しろ!』


シルビア:「.......」


グレン:『シルビアァ!!』


警備員A:(あっちの方から何か叫び声みたいなの聞こえなかったか?)


警備員B:(念の為見に行くか)


グレン:『まずい!』


グレン:俺は根本にある穴に急いで入り込む。


グレン:入り込んで正直びっくりした。


グレン:ただの穴じゃなくて、小さな道になっていた


グレン:俺は匍匐前進しながら前に進むとシルビアの後ろ姿が見えた。


グレン:『シルビア!』


シルビア:「.......」


グレン:『無事なら返事くらいしろよ!』


グレン:『何かあったんじゃないかと思って心配しただろ?』


シルビア:「見て、グレン」


グレン:そうシルビアが言いながら指を指した方向に目を向ける。


グレン:『これって...』


グレン:『神殿?!』


【第9話】発見(完)

【転猫】第9話:発見 いかがでしたか?


シルビアが見つけたものはまさかの神殿


いつも明るいシルビアが不思議と嫌った街人は1体...


【次回】第10話:神殿(謎解き編) お楽しみに!


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