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恋する惑星
「恋する惑星」
傾く冥王星の影が
降りしきる雨で濡れていく
戸惑い隠れたシルエット
見つめていた君の足跡さ
俯く君の声が
遠くにそっと離れ行く
ひと時の静かな夢が
愛する声と弾けていく
銀白の錆びついた世界
零れた涙 僕が拭い
君は唇噛み、僕と離れる
恋する惑星
近づき遠のき
やがて巡り会うはずだろう
眠りつく欠けた月影は
やがて皆の夢を照らすのさ
回る地球が皆を呼ぶ呼び声
いつの日か君のもとへ届くだろう
流浪し、渇く月の欠片
やがて皆の夢を照らすのさ
んぬぬ!? 何やら二人に別れの予感が!
だがそれと引き換えに!