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波の花に塩を撒く  作者: 酒園 時歌


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1/2

1.

 父が亡くなって一年もしない内に立て続けに母が亡くなると、葬儀に来る者達は皆「連れていかれたのだろう」とこそこそ口にしていた。二人の日頃の言動を顧みれば、何も不思議ではないことだった。それもあってか、担当した寺の住職に「念のため」と法事の打ち合わせついでにお祓いをお願いすると、思うところがあったのか快く承諾してくれた。喪中は神社等に行ってはならないと聞くが、これで一年間奴らに対して無防備でいなければならないということは無くなったので、いくらかはマシだろう。このまま自分まで『連れていかれる』のはゴメンである。

 死んでまで苦痛にしがみつかれたくはない。これ以上、生きる邪魔もされたくない。

 そう思いながらも、とりあえずは葬儀関係の面倒事が落ち着いた、そんな矢先。

 母の四十九日の納骨が終わって、一ヶ月もしない頃だった。

「ねぇ知ってる? 今は遺骨からダイヤが作れるらしいのよ。素敵よね~。で、私も形見として欲しいから、やっぱり遺骨を少し頂戴。生前はお世話になったし、記念に、ね? ……え? 他の骨と混ざってる? 上の方にある新しい感じのやつなんじゃない? じゃ、頼んだわよ~」

 一方的な言葉だった。そんなことを母方の従姉妹(いとこ)から言われ、おそらくこれから起こりうるだろう度重なる電話攻撃や自宅訪問を回避すべく、仕方無く再度墓の納骨室を開けることにした。

 そんな時に、それは発覚したのである。

『――――どうやら、墓荒しをされたらしい。』

 寺の住職立ち会いの(もと)塩浦(しおうら)は確かにその現場を見ることとなった。

 何人もの骨が無造作に積み上がっているはずの納骨室が、綺麗さっぱり、空っぽだったのである。


 事はすぐに警察沙汰となり、母の子である塩浦にも事情聴取は来た。実母どころかそれ以外の骨も纏めて盗まれたというのに、しかも直近で実母の葬儀があったのに、まるで他人事のように、むしろやや面倒そうに受け答えする自分に、警察は少し怪訝な表情を見せていた。

 ただ関心が薄いだけ、という事実が正解だが、その態度を薄情に思われたかもしれないし、怪しく思われたかもしれない。

 だから何だというのだろうか。

 何にしろ、どう思われようと、もはやどうでもいいことだった。親想いに思われるように、もしくは怪しく思われないようにと、わざわざ取り繕う方が煩わしいことだったのである。

 盗まれた後の様はそれはそれは、掃除機でも使ったかのような綺麗さだった。だとすると、少し前に夜中中雷を伴う土砂降りの日があったので、その時に犯行が行われたのかもしれない。普通に考えられるとしたらその辺りで、警察もそう思ったのだろう。カマを掛けたつもりか、特にその日前後の行動について言及してきたが、塩浦の態度は微塵も変わらなかった。『一人で家で寝ていた』という事実しか無く、故にアリバイも無い。

 とりあえず、捜査の進展次第でまた来るだろう。事情聴取を終えて一礼して去っていく背中を見送りながら、塩浦はその面倒さにため息が出た。

 これでしばらくは、少なくとも近所の恰好の娯楽、もとい噂の的であり、普段よりも興味本位且つ悪意を滲ませた探りを入れられる可能性も否めなくなった。

 ここは田舎も田舎、いわゆる陰湿なド田舎。自然が多くあり野生動物もよく見掛ける土地だが、人間も本人の素質が解放されるのか、まるで本能のまま欲望のままにしか動けないように、性格の悪い輩もそれを隠しきれず(かえ)って剥き出しにする者の多いこと。人間と対面する際の多くは、見抜くまでも無く悪意や身勝手な振る舞いを浴びせられる環境である。

 ただただ、面倒としか思えなかった。


 寒空の下、緩やかな澄んだ風が身に沁みる。新たに落ちた枯れ葉が乾いた音を立てて、広くなった地面を転がっていく。

 丁度庭にいたのでそのまま立ち話をしていたが、動かないのでそろそろ肌寒くなってきた。竹箒片手にもう家に入ろうか、と踵を返そうとしたところで、視界の端に人影が映り込む。

「はぁい、高度好塩菌君。気分はどう?」

 さっそく一人、声を掛けられることとなった。しかし、それは探りを入れるというよりは開けっ広げな物言いで、馴れた世間話のような調子だった。

 ちなみに、『高度好塩菌』とは、死海等ほぼ飽和水溶液という過酷な環境で生き延びることができる菌のことである。そこから、毒親の元で生き延びたことと名前に掛けての、要は親しくなった証のあだ名と言えるだろう。

 そう、おちゃらけた言い方をしてくる女性を、塩浦は一人知っていた。五年程前に実家の近所に引っ越してきた、木之本さんである。

 なんでも、毒親の支配から逃げるために、生まれ故郷から遠く離れたこの地に移り住んだらしい。その昔、お互いに毒親サバイバーだと知り得た時に、こっそり教えてくれたことである。何にしろ別の地域から来た、田舎で言うところの『外の人』である。塩浦の家庭の内情を察している人の中でも、最近の塩浦と交流のある方だろう。お互いに三十近い同年代の同性という親近感もあり、よく知らない土地に新しく引っ越してきたということから色々教えたりしたので、それなりに仲良くなれたと思える間柄である。そして、地元の人ではないというだけで、最初から妙な安心感がある相手でもある。

 それだけ、自分にとって地元は常に警戒心を抱き緊張する場所だった。故に、木之本さんにはその要因もこっそり伝えたりもした。安心して本音を吐き出せる存在がいる、という事実は、自分の支えにもなっており正直助かっていた。地元では大人に成長しても尚、個人としての意見どころか自由な意思すら許されず、子世代はいつまでも親の所有物であり都合の良い道具であり労働力のストック扱い。表立って『自分』を出せないのだから。

 そもそも、塩浦の親は幼稚で周りのことどころか自分のこともよく考えずに動いていたため、よく怒鳴り声やもはやだだっ子のような声色すら近所にまで響き渡っていたのだから、皆口には出さずとも家庭の内情は察していたことだろう。陰湿なタイプの田舎らしく、他人の思索好きな人がそこら中にいるのだ。他人の悪口や噂、こと不幸なことならば話のタネに大人気である。

 故に、まともな嫁や子供は自殺か逃避がデフォルトで、いても大抵が人柱状態、他には厄介な部類の先住民の同類や躾のされないペットのように育った傍若無人ばかりであるのだが。それでも、地域を牛耳る数多の上の世代は自分を省みることも無く、数少ない下の世代に対してやれ根性が無い情が無い、仕事が無いのが悪い土地が悪い、と被害者ぶってばかりである。仮に下の世代が逃げても住所を辿られる限り、自分のためなら行動力があるタイプの毒親ならばそこに乗り込んで暴れるケースもある。なんなら、自分の都合で無理矢理連れ戻すことすらある。中には、親世代までの相続問題に関する不定期なイザコザから毎度の繁忙期の農作業にも付き合わされ、果ては勝手に自分名義の借金を作られ、と離れて暮らしても巻き添えにされて生活から心身までをもズタボロにされた子世代もいる程である。そこで真っ向から警察を頼ろうとも民事不介入を掲げられ、他人事で関心すら示さないのはまだマシで、酷ければ「親子なんだから」と仲を取り持とうとする善人気取りもいてむしろ危険なこともある。『世情』を使えば施錠されるべき個人情報も、容易く得られる可能性はあるのである。故に、信用できる者以外誰にも知られずに住所を変えて住民票をブロックするのが無難な安全策だ、とその手の界隈では言われる始末。この地域では結婚すれば地域に配られる冊子に自分と相手の名前や住所が載るので迂闊に結婚できない者もおり、逆に結婚しないのならば勝手に婚姻届を出されて結婚相手伝いに干渉手段の幅を広げられることもありうるので、婚姻不受理届も出しておいた方がより安全性が高まるまである。厄介な部類の先住民達が一掃されればまた違うだろうが、『先祖代々の土地』という自分自身のものですらない『拠り所』だけにしがみついている死神は、それを維持するために下の世代を潰そうとも構わず、そうそう離れることも無いだろう。

「別に何とも。『そうですか』としか」

「あら他人事」

「自分以外は皆他人ですから。情が無くなれば、実の親にさえ無関心になれますよ。それでも、酷いとは思わないでしょう。貴女なら」

「そうね。血の繋がりはむしろ厄介になることもあるもの。『親の因果が子に報い』とか、その最たるものじゃない?」

「それはそう」

 彼女との見解の一致。その一つ。

 遺伝子とは、情報を繋ぐメッセージだと思うのである。身体的特徴、免疫や病の有無、才能や気質の傾向、等々。良いものも悪いものも、取捨選択されながらも何らかの形で受け継いできた情報媒体なのだ、と。

 そして、『親の因果が子に報い』という言葉がある。これはその家系の祖先が(おこな)った善行や悪行を元に、その報酬や贖罪の役割を子孫が受け取るシステムのことを言うらしい。この他、ただ単純に、憎い奴の子だから憎い奴と共に苦しめばいい、と巻き添えで関係の無い子世代まで恨む輩による、報復という名の筋違いな八つ当たりもある。

 そういうことをする輩は子も親と同類だ、と同一視しているものだが、否、外でゲスな奴が、果たして身内には聖人君子な振る舞いをするのか? という話である。大抵は身内でもゲスな言動はする上、自分より格下と認定した身内になら話を聞かないどころか個人としてすら見ない。子世代には個人としての意見を持てるような人権は無く親の言うことには全肯定が当然、そぐわなければ罵詈雑言で悪者扱い、加えて、粗末に扱えてサンドバッグにもなる都合の良い道具扱いが精々だったりもする。つまり、子世代すらソイツの被害者でありうるのである。それなのにお門違いな恨みをも押し付けられるなど、荷が重過ぎるだろう。それは子世代の問題ではない。当人間の問題である。

「それで、犯人に心当たりは?」

「あり過ぎて絞れませんね。身内ですら可能性はありますよ」

 塩浦は言って、先日来た母方の従姉妹からの連絡を思い出す。恨み以外でも、狙われる要素はある。そして、欲望のまま短絡的に動く輩の行動力は計り知れないのである。『類は友を呼ぶ』とは言うが、細かい方向性は違っても強欲な者が多い周辺環境には辟易する他無い。

「まぁ、そもそも、墓は水も虫も入る構造なのに骨は土に還れない独房のようなものなんですから、むしろ解放されて良かったんじゃないですか?」

「墓が骨から?」

「ははっ」

 乾いた笑いが出た。比較的笑える事実である。

 (なが)い年月の間片時も離れられず、ゲスな人間の有り様を間近で、それも自身の内部で感じ続けなければならないなど、拷問でしかないだろう。

 納骨の方法は色々あれども、例え土の上に直に骨を撒こうとも、実質『土に還らない』のが現状である。

 土葬ならば、亡骸が腐敗することによってバクテリアの作用等が起き徐々に土に還る。が、千度前後の高温で火葬された骨は陶器(セラミック状になるため、百年経っても土に還れないのである。半世紀経ってもほぼ変わらない、とも言える。その性質もあって、現代に続く頑丈な磁器の一種であるボーンチャイナには牛の骨を焼いた骨灰が使われている程である。

 そこでふと、木之本さんは思い出したように口にした。

「ああ、そういえば。お祓いは?」

「万全です」

「それは良かった。もしそれでも不安なら、粗塩でも舐めて体内に撒いておきなさい。太陽に十分晒して、太陽光のエネルギーが塩の電子を活発にしたようなものを。塩害は霊にも効くでしょう」

 『塩害』とは、塩分による様々な害のことである。例えば、海辺を走った車が潮風の塩分で錆びる他、農地でも、土壌中の塩分濃度が高くなると浸透圧に差が生じてしまい、植物の根が水分を吸収しにくくなり逆に根から水分が流出し、結果として枯れる、という障害が出る。

「言い方。除霊を塩害と言いなさる」

「アレも化学反応みたいなものでしょう。塩は人間の体内では細胞の働きや新陳代謝を正常に保ったり神経系の電気信号を伝える役割を担ってる反面、もちろん摂り過ぎは害になるし、それは人間以外も同じこと。そもそも念の水への溶け込みやすさが、外部から負の感情を向けられる程に身体の水分がそこへと奪われて不足する程らしいのよ。となるとおそらく、人の放つ念、言わば電気信号の電子に、水分を引き寄せる引力的なものが働いているのかもね。電子って原子に対して衛星みたいな動きするし。だからヤバい霊がいる場所程湿気があるのかも。で、分子が小さいからそんな水に効率良く沢山溶け込めて、浸透圧の差でその活動すら制限できるのが塩なんだから、オカルト視点からしても化学視点からしても、対応するならまずコレじゃない? 水は温度、もとい分子の動く速度によって蒸発と凝縮が起きるけど、これらは量の差はあれ同時に起こるものだから、粗塩に残る水分が蒸発して代わりに周囲の水分を凝縮させて吸い取ることで、その場の空気、もとい電子が綺麗に入れ替えられる、って理屈で。ほら、塩は水に溶けて分子レベルで混ざると、+のイオンと-のイオンに分かれるじゃない。これがさらに念の電子への引力になってたりして。だから、盛り塩は長期間入れ替えないと逆に厄を呼ぶ、とか言うのかもね。まあ、全部持論なんだけど。変幻自在な水分を電子の結合の依り代にしていると仮定すれば、水分が無くなれば念を構成する電子は分散して、体積の減った念が実質弱まるってことになるだろうし。ああ、でも逆に、最初からその湿気の大元であるヤバい霊も引き寄せることもあるとか? 扱い方次第かしら」

「知りませんよ」

「私もよ」

「言われても」

 どうしろというのだろうか。と、考えたところで、答えは無いのだろう。木之本さんはそういう人である。

「そう。まぁ、言ってみれば、要は。……塩はね、死を招くのよ。生きているものにも、死んだものにも」

「はぁ……」

 理解できる気はするが。塩浦はとりあえず、曖昧に頷いておくことにした。

「それで、本題なんだけど」

「あ、これ本題じゃなかったんですね」

「本題の前に事情聴取されてる姿を見たからね。つい。で、私今年は餅つき機を買ったから、自宅で鏡餅と味付きの伸し餅を作るつもりなの。それでこの前丸いのを作る練習をしてたんだけど、あんまり綺麗に丸まらなくてね。伸し餅にする分まで丸くしてしまったんだけど、同じ味をそう沢山食べきれるかっていうと不安で。粉も付けちゃってるし固まり始めてるしで戻せないし。で、悩んでいる内にもう十分に固まったし、もし良かったらお裾分けに、と思って」

 木之本さんがそう言って後ろ手に持っていた透明なビニール袋を持ち上げると、その中には大小様々な、歪な丸さの白い餅がみっちりと詰められていた。

「わぁ、ありがとうございます。じゃあ、よろしければ今度、実践で丸め方教えましょうか? こう、下に引っ張るようにして丸めるやり方なんですけど」

 好物を差し出され、塩浦は落ち着いた声色のままながらも、自然と両手をわやわやと動かした。その『やり方』のそぶりに、浮き足立つ心が体言化される。

「できるの? 嬉しいね。ありがとう」

「いえ。ああ、ついでに今から、ウチで焼いて食べていきませんか? もうストーブも出してありますし、お茶かコーヒーくらいならすぐ用意できるので、どうせ話すのなら中でしません?」

「そう? じゃあ、お言葉に甘えて。お邪魔させてもらうわね」

「どうぞどうぞ」

 二人は連れ立って、塩浦の家に上がることにした。


 先に木之本さんを客間に通して円筒状のストーブを点けると、塩浦は台所に立った。ストーブの上には金網を乗せたので、ストーブが温まったらすぐに焼ける算段である。砂糖醤油も準備しようか、とも考えたが、先に要るか訊いてからの方が良いだろう。そう考えながら、青い火が冷たいヤカンの底を囲むのを見て、インスタントのコーヒーを準備する。クリープと砂糖が残り少ないのを確認しながら、 マグカップにそれぞれを流し込む。

 さらさら、さらさら。深い囲いの中、土色を白色が覆い隠して、小さな山を作る。

 そこでふと、塩浦は墓荒らしのことを思い出した。

 お湯が沸くまで暇なので、ついでにその目的について考えることにする。

 西洋の物語で見るような、装飾品ごと土葬されている場合ならば、金品を狙ってありうる話ではある。が、現代日本においては火葬が基本であり、今回の葬儀も例に漏れず。後に残り墓に入れられたのは、焼かれて砕かれた骨だけだった。

 母の親兄弟から友人知人にまで事情聴取は行くだろう。その親族からこちらへは形見分けがどうの相続がどうのといった煩わしい連絡なら来たが、母本人についての話は無かった。墓荒らしの話をこちらから振っても軽く触れたくらいで、結局はすぐに金の話に戻るのである。つまりは母本人に対しては、興味も無いということだろう。

 犯行の時期からして、墓荒らしの狙いは母の骨だと考えられる。盗まれたのは墓の骨全部らしいが、これは『骨の見分けがつかないからとりあえず全部持っていくか』という考えからかもしれない。一見雑な行為にも思えるが、むしろ、『骨の一片たりとも残しておきたくない』という執念の強さの表れにも思えてくる。

 墓を荒らした目的が中にある骨を取り出すこととして、その骨をどうした? そもそも、何故骨を欲した? 否、むしろ綺麗さっぱり、跡形も無く消し去るような所業である。そこまでして、この世から完全に排除したい程に、恨みを持って? だとしても、わざわざ骨を取り出すか? 大抵の人は骨はその内土に還ると思っているはずで、放置しておいても結果はそう変わり無いと考えるだろう。逆に骨は実質的に土には還らないと知っている人ならば、いくらさらに砕いたところで他の土に埋めたところで、結果はそう変わり無いと考えるだろう。

 骨を、否、母の遺した母個人を表す欠片の最小値、言うなれば『DNA』すらをも、破壊する方法。それがあるとすれば。

『――――塩はね、死を招くのよ。生きているものにも、死んだものにも』

 木之本さんの言葉が、脳裏に響いた。

 ヤカンの注ぎ口から濃い湯気が出るのを見て、塩浦は無言でコンロに手を伸ばす。

 カチリ、と嵌め込む音がすれば、青い火は瞬く間に絶えた。


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