82話 晒された秘密
・・・想定し得る最悪の状況で・・・
・・・一番、見られたくない瞬間を・・・キラさんに見られてしまいました・・・
露出したボクの下半身には、女性にはありえないものが付いていて・・・
・・・しかもそれが、欲情と共に肥大し、興奮の末に限界を迎えてしまった瞬間です・・・
「あっ、あの、こ・・・これは・・・」
頭が混乱して何から説明していいのかわかりません。
男性である事を隠していた事がばれてしまった事・・・・
そして、この様な恥ずかしい姿を見られてしまった事・・・
ボクは羞恥心と絶望で死にたくなってしまいました。
目からは涙が滲んできています。
・・・きっと、キラさんはボクを軽蔑するに違いありません。
ボクの事を汚いものを見るような目で見るでしょう。
キラさんに、この事を騙していながら平然としていた自分が恥ずかしくて、許せなくなってしまいました。
・・・そして・・・こんな時に気が付いてしまったのです・・・
ボクは・・・女の子として・・・キラさんに好意を抱いていたのです。
それが・・・こんな最悪の形で終わりを迎えてしまったのです・・・
「大変です!ルルさん!すぐに拭きますね」
キラさんは、そう言ってボクのそばに来ると、心配そうな顔でボクの顔に手を差し伸べました。
「だめです!汚いからボクに触らないで下さい」
しかし、キラさんは構わずボクの顔をさっと手で撫でました。
するとボクの顔にかかっていたものがきれいに取り除かれたのです。
「服も汚れてしまいましたね。きれいにしますので一旦脱いで下さい」
キラさんはそう言って、ボクが汚してしまった上半身のインナースーツをささっと脱がせてしまいました。
魔法を使っているのでしょうか?
片手でボクの胸の上をさっと撫でると、インナースーツがするっと脱げてしまったのです。
脱げかけの下半身のインナースーツも同じ様に脱がされて、ボクはベッドの上で一糸まとわぬ姿にされてしまったのです。
・・・こんな形で・・・好きな人に体を見られてしまうなんて・・・
しかも、あそこは、いまだ大きく肥大したままで、その上、そこから放出されたもので汚れてしまっているのです。
さっき・・・全ての『念』を一緒に放出してしまえばよかったのですが、キラさんに見られた瞬間、咄嗟に止めようと思ってしまった結果、『念』だけがそこに残ってしまったのです。
そのため、それは『念』によって刺激され続け、一度果てたにも関わらず、肥大したまま元に戻れなくなっているのです。
「体もきれいにしますね、ちょっと失礼します」
そう言って、キラさんはボクの体を手で撫で始めました。
撫でると言っても直接触れているわけでは無く、ぎりぎり触れない程度の距離で手をかざしているのですが、キラさんの手が通った後は、その部分がきれいに汚れが取り除かれているのです。
・・・これは、ただ拭いているのではなく魔法で汚れを取り除いていたのです。
「ここもきれいにしておきますね」
キラさんはそう言って、ボクの肥大して硬くなっているその部分に手をかざしました。
・・・もう、誤魔化しようもありません。
「・・・ごめんなさい・・・ボクは・・・キラさんを騙していました・・・ボクは本当は・・・男だったのです」
キラさんは、手を止めて、ボクの顔を見て首を傾げました。
「・・・何を言っているのですか?ルルさんは女の子ですよね?」
えっ?・・・・・キラさんこそ、何を言っているのでしょうか?
今まさに、ボクの体の・・・男性である部分に手をかざしているところなのです。
「ええと・・・見ての通り、ボクの体は男性なのです」
「でもルルさんの心はまごう事なく女性ですよね?体の差異なんて些細な事です」
キラさんは優しく微笑みながらそう言って、再びその部分を見ながら汚れを取り除き始めました。
・・・キラさんは・・・この状況でもボクの事を女性として扱ってくれているのです。
「それに、ルルさんの体はとても美しいですよ」
・・・ボクを傷つけない様に気を使っているのでしょうか?
でもこの状況で、それはあからさま過ぎるのではないでしょうか?
「あの、今取り除いて下さっている汚れが、まさに男性の体から出たものなのですが・・・」
ボクが体に浴びてしまった汚れは・・・ボクの男性の部分から飛び散ったものです。
「ああ、これの事ですか?」
丁度、全ての汚れをボクの体から取り除き終わったキラさんは右手を目の前に掲げました。
その右手の指先には、ボクのあそこから出たものが集められていたのです。
どうやら、汚れを取り除いて一カ所に集める魔法みたいです。
キラさんは水玉の様に集められたそれを見つめると・・・あろうことか、それをペロッと舐めたのです!
そしてそのまま、それをちゅるんっと吸い込むと、ごくりと飲み込んでしまいました!
えっ!今、キラさんは何をしたのでしょう?
一瞬理解が追いつきませんでした。
「キラさん!何をしてるんですか!汚いですよ!」
「ルルさんの体から出されたものですから、汚くなんてありませんよ。むしろ断りもなく、勝手に飲み込んでしまって申し訳ありませんでした。見ていたら・・・口に入れたいという衝動が抑えられなくなってしまって・・・」
その、キラさんの行動を見たボクは、まるであの部分をキラさんに直接舐められたかのような錯覚に陥ってしまって・・・それを意識したら再び興奮してしまったのです!
「痛っ!」
再び肥大したため、強烈な快感と共に、強い痛みが襲ってきました!
それの大きさに耐えきれずに皮膚が裂けてしまいそうな痛みです。
本当に、ボクの体はどうにかなってしまったのでしょうか?
・・・女の子が、初めての時、痛みを感じるというのは聞いた事があります。
でも、男の子にも痛みがあるなんて聞いた事がありません。
これは男の子の体としても、何か異常があるのではないでしょうか?。
・・・そしてその強烈な痛みと快感ため、さっき出したばかりの先端から、再び少しだけ漏れてしまったのです!
「おっと!これは」
キラさんは、ボクのおへそのあたりに垂れたそれを直接舐めた取ったのです。
そして続けて、ボクの先端部分に残ったそれも、ペロッとなめとってしまったのでした!
「ひゃうん!」
えっ!・・・今・・・直接舐められてしまったのですよね?
そこに感じたキラさんの舌の感触があまりにも気持ち良くて・・・
なにより、キラさんにそこをなめられたという事実にときめいてしまって・・・
それは、限界を超えて更に大きく、そして硬くなってしまったのです!
「痛っ!痛い痛い痛い・・・!」
今ので本当に皮膚が裂けてしまったかもしれません!
それくらい強い痛みが、強烈な快感と同時に襲ってきたのです!
どうなったのか、怖くてそれを見る事が出来ません。
「ああ!これはすみません!」
キラさんがそれに手を触れると・・・すぅっと痛みが無くなりました。
・・・何が起きたのでしょう?
痛みが無くなりましたが・・・強い快感だけが残っています。
・・・むしろ、さっきよりも気持ち良さが強くなっている気がします。
「これで大丈夫ですか?」
「・・・はい・・・あの・・・痛みは、すっかりなくなりました」
「それは良かったです」
「いったい・・・何をしたのですか?」
「ああ、そうですね。女性のルルさんには説明しないとわかりませんね」
女性・・・と言っても生まれた時から体は男性なのですが・・・
「では、これを見てもらった方が早いでしょう」
そう言って、キラさんが自分の体に手をかざすと・・・
一瞬でキラさんの着ていた服が全て消え去り・・・
・・・キラさんも、一糸まとわぬ裸になってしまったのです。




