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ありふれた日常へさよならを  作者: りーやん
2/2

第2話 再開

本小説をご覧いただきただきありがとうごさいます(*・ω・)*_ _)ペコリなんだかんだ第2話を投稿してみました、今回は少し短めですができるだけサクサク読めるように心がけてはみましたが、それでもここが読みにくいなどがあるかもですがご了承くださいm(_ _)m

あれからどれだけの時間が経ったのだろう、人々の悲鳴は逃げていた頃に比べてたまにしかきこえなくなっていた。逃げている時は悲惨だった、子を守ろうとしたが一緒に殺されてしまった親子、目の前の惨状を受け入れられず精神が壊れてしまった男性等などまさに阿鼻叫喚といった状況だった。


「@mp2ptjmjda@?」


「Gpjbjp28686gaptgm!」


たまに聞こえてくる「ヤツら」の声、話してるようにも聞こえるがあいつらに知性なんてものがあるのだろうか?


「いくか...」


声が聞こえなくなったから移動することにした。ひとまず学校を目指すことにした、といってもこんな世界に安全な場所があるのだろうか...


「着いた...」


何とかバレずに辿り着いたが見た限りここも酷い有様だ、恐らく当時部活などで多くの学生がいたのだろうが目の前に広がるのはまさに血の海だ、所々に人であったであろう腕や内蔵などが転がっている。


「うっ!」


早くこんなところ抜けよう、じゃないと自分の正気が保てなくなりそうだ。



その後何とか校舎内に入ることが出来た。ひとまず探索をしてみることにした。


1階を探索していると購買を見つけた。


グー


そういえばあれから何も食べてないことに気づいた。購買ならばパンとまではいかなくてもなにかお菓子などがあるかもしれない。そう思い探していると...


「誰!?」


「!?」


人!?こんな所になんで!?しかしこの声は聞き覚えがある、確か


「麻奈か?」


「カズさん?」


この子の名は(ひいらぎ) 麻奈(まな)、麗奈と仲の良かった同級生だ、クラスこそ違えど麗奈とよく遊んでくれていた。


「良かった!生きていらしたんですね!」


「麻奈ちゃんこそ、よく無事で」


「はい!あの変な生き物が学校を襲った時、私怖くて...」


ガバッ!


「怖かったです!カズさん!!」


「そうだよね、でも改めて生きててよかったよ」


「はい!ところで麗奈ちゃんは?たしか帰りにカズさんと一緒だったと思ったのですが?」


「っ!?」


「どうしましたか?もしかしてはぐれてしまったとか?」


なんて説明した方が良いのだろうか、下手に嘘をついたところで納得してくれるとも限らないし、ならば正直に言った方が良いだろう


「あのね、麻奈ちゃん、実は麗奈は...あいつらに...!」


「そ、そんな...うっうぅ、麗奈さん...!」


これが正しかったのだろうか、そんなことを思っても既に言ってしまった後なのだからどうにもならないのに


麻奈ちゃんが落ち着くまで隠れ、その後のことを話し合うことにした。


「ひとまずはこの購買を拠点として使うことにしよう、幸いお菓子とかの備蓄もあるみたいだし」


麻奈ちゃんもそれで納得してくれた、正直このままここで過ごしていたいが食料も無限にある訳ではない、遠からず学校から出なければならないだろうが、今は知り合いと再開できたことを喜ぼう。


「麻奈ちゃん、君のことは俺が守ってみせる!」


せめてこの子だけは守り抜いてみせる!


つづく


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