表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/13

9.エレベータ

「着いたわよ。明日はゆっくり休んで

 いい!明日は休日!

 休日は休む!わかった??」



自宅マンションの地下駐車場に車が止まる。


相変わらず美里は心配性だ。

そんな美里に自然に笑ってしまう。



「運転ありがとうございました。

 美里もありがとうね。

 また明後日からよろしくね」



2人に挨拶を済ませ車から降り、

車が見えなくなるまで手を振る。



さぁ、自分の家に帰ろう。

次のアルバムはどんなテーマにしよう。


そんなことを考えながら

色んなセキュリティを解除しながら

エレベーターに乗る。



「何階ですか?」



「あ、17階です。

 ありがとうございます」



エレベータのドアが閉まる。



「そらちゃんは17階に住んでるんだね。」



「え?」



顔を上げた時

ボタンの前に立っていた男性は私の前に移動していた。



「綺麗だね。そらちゃん。」



この人何を言っているの?

どうしよう・・・声がでない。

足が動かない。



「そらちゃん。僕のこと覚えてる?

 僕のこと好きって言ってくれたよね?

 今日ね、結婚届持って来たんだ。

 後はそらちゃんがサインしてくれたら

 僕たちめでたく夫婦だよ!」



・・・頭の回転が追い付かない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ