表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/13

10.ストーカー

「あ・・・あ、」



あぁ、駄目だ。声が出ない。

どうしよう・・・早く早く着いて!



「そら。驚いているんだね。

 待たせてごめんよ。

 あぁーほら涙が。

 ふふっ嬉しくて泣いてくれるなんて

 君は本当にどこまでも可愛いんだから」



男が私の頬に触れ涙を拭う。



「でもだから不安だよ。

 君は可愛いから色んな人が君を狙っている。

 だからもう仕事は辞めて僕の為だけに家で僕の世話をしてくれ」



男を私の頬を人撫でし

顔にかかった私の髪を耳にかけ自分勝手なことを口にする。



気持ち悪い。

気持ち悪い。

気持ち悪い。


触らないで。

触らないで。

触らないで。


私の誓いを勝手に変えないで!



<ガラっ>



17階に着きエレベータのドアが開く



<ドンっ>



私は男を両手で押し少しできた隙間から

エレベーターを走って出る。

ドアがちょうど閉まる感覚がある。


逃げれる。

大丈夫。



足がまだガタガタしている。

もう少し、もう少し頑張れ。


コンサート終わりで疲れたきった体。

足も限界ってくらい使った。

それにプラスして恐怖で足に感覚がない。



玄関ドア前に着いた。


<ピッピッピッ>


急いでロック解除するため暗証番号を打ち込み。


<ガチャ>


ドアを急いで開ける。




<ドンっ>


「ひどいよ。そら」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ