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1話
僕は、小学生の時に虐めにあっていた。
昔は、それなりにヤンチャだったと思う。
友達もたくさんいた。
でも、自分の顔が女の娘みたいな顔ってバレた瞬間みんなの態度が変わった。
みんな口をそろえて『気持ち悪い』と言い虐めの対象になった。
事あるごとに暴言、暴力、落書きや不名誉なあだ名までついた。
中学校に入学しても続き、次第に登校するのが嫌になり引き籠るようになった。
それを見かねた両親が引っ越しを決意し転校もした。
だけど、虐めにあっていたせいか人と関わるのが苦手になっていてロクに友達もできなかった。
でも、学校生活には充実していた。
静かに目立たなく生きていこうと...思っていたのだが、
《なんで、クラスのカースト上位の水奈月 暦が話しかけてくるんだよ!?》
暦「ね、今度二人で遊びにいかない?」