表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

グリム童話系  ダーク・ファンタジー(ホラー)映画   赤ずきんちゃん  ヘンゼルとグレーテル 白雪姫  極私的映画レビュー

作者: 舜風人

グリム童話で映画化されたのってどれほどあるんでしょうか?



「シンデレラ」、、映画ってのは昔から、たくさんあるけど、、


「赤ずきんちゃん」映画って、、そんなにないと思いませんか?


あのディズニーだって


映画化(アニメ化)したのは「シンデレラ」と「白雪姫」だけですものね。


最近「ラプンツエル」もアニメ化したけどね。


「メリダと恐ろしの森」ってあれはグリムじゃないでしょ?



で今日は、グリム系のホラー映画、ない死はダークファンタジー映画をご紹介、レビューしたいと思います。


まずは、、、


赤ずきんちゃん系映画を捜してみました。


早速ですがありました。




〇「赤ずきん」アマンダ・セイフレイド主演のダークファンタジーですね。


でもこの赤ずきんは大人になったその後の赤ずきんを描いていて


いわば後日譚です。


こんな妖艶な赤ずきんって?


うーんちょっと違うかな?


では真作赤ずきんは無いのか?



ありました、


2005年のドイツ製、テレビムービー?のようです。


☆ Rotkäppchen Märchenperlen    2005年 ドイツ 日本未公開


ドイツ語がいまいちなのでざっとあらすじだけ読みとってみると、

現代の少年が本の中の赤ずきんの世界へ迷いこんで

そこで冒険して赤ずきんを救う?というようなお話のようです。

結構よくできてますね。


もっとないのか?



ありました、


〇「ブラザーズグリム」テリー・ギリアム監督のダークファンタジーの


1挿話として出てきます。


赤ずきんが暗いドイツの森をさまよう場面って、素敵?ですね?





さらには2015年公開の


〇「イントウー・ザ・ウッド」があります。


これはもともと舞台のミュージカルです。


グリムの「ラプンツエル」とか「赤ずきん」の


後日譚としてそれがミュージカルになってるというのを


ディズニーが映画化しました。




結構この赤ずきんちゃん、私のイメージ通りの赤ずきんで、いいですね?


やっぱり赤ずきんちゃんはこうでなくっちゃね?


ちなみに、、狼役は、、ジョニー・デップです。



さてこれら以外にも


探せばもっと「赤ずきん」映画ってあるんでしょうか?


多分、、あるんでしょうね?



というわけで、


真打登場です。



〇「狼の血族」カンパニー・オブ・ウルブス


ニール・ジョーダン監督の

赤ずきんダークファンタジーですね。

これは、ダークファンタジーの傑作でしょうね。

この作品については既に論じてるのでこちらをどうぞ

https://ncode.syosetu.com/n9496cx/




ところでグリム童話を心理分析した本が良くありますよね?


それによると

赤ずきんの赤は処女のシンボルであり


狼はそれを狙う不良男?ということのようですね?


まあこじつけといえば、、こじつけみたいな気もしますがね?




○本当はコワイ童話の真実


ドキュメンタリー風の赤ずきん解説映画、テレビムービーです。

解説者にグリム童話の権威?のマリアタタール画出てますので結構精度は高いです。

ただし、、童話部分の赤ずきん役がおばさんぽくて興味半減ですね。





さて続いては、、、、



ヘンゼルとグレーテルを知らない人はいないだろう。

グリム童話が原作だが


飢饉で食うものもなくなった夫婦が実の子のヘンゼルとグレーテルを森に捨てに行くというお話しである。

実はこの夫婦。森に捨てに行く前に殺してしまうという相談もしているのである、。

でもお父さんがそれは忍びないとお母さんを説得して

森に捨てるということで決着したのです。


イヤー、そうだとすれば飢饉の壮絶さがひしひしと伝わってきますよね。


それから、、おやっと?と思われた人のいるかも?

この夫婦って、母親は継母でしょう?という誤解。


実は初版グリムでは実母なんですよ。


改訂版で継母に修正されてるんです。


白雪姫も継母ではなくて、、本当は実母です。


そう知ると、、まさに

「本当はコワイ、グリム童話」ですよね・


ところでこのおはなし、宮沢賢治の「グスコーブドリの伝記」の冒頭とよく似てますね。

ブドリとネリも森で幸せに暮らしていたのですが

ある年、、飢饉が襲い、食べるものがなくなり、

ここでは子供捨てるのではなくて

子供の食べる分を残すために

お父さんとお母さんが森に行ってしまう(つまり自殺です)のです。

ヘンゼルとグレーテルとは真逆です。


さて、、そもそも民話って、、残酷でおどろおどろしくて。怖いものなんですよ。



さてそれでは、、、「ヘンゼルとグレーテル」をインスパイアーした


ダーク系映画をご紹介したいと思います。




インスパイアー版ですから原作とはだいぶお話は変わりますよ。



まずは


この作品から。。







〇ヘンゼルとグレーテル  2013  原題 ヘンゼルとグレーテル、ウイッチハンター


魔女のお菓子の家から逃れて生還したヘンゼルとグレーテルの15年後、

彼らは名うてのウイッチハンター(魔女ハンター)になっていた。

そのころ、アウグスブルクでは魔女の幼児誘拐事件が頻発、。

市長はこのウイッチハンターを雇うことにするのだった、という

後日譚、、です。


日本劇場未公開です。










〇ヘンゼル&グレーテル 呪いの森の魔女  2013年

原題  HANSEL & GRETEL GET BAKED


時代は現代です。カリフォルニアに住むドイツ系のヘンゼルとグレーテル。

兄はネットが趣味、妹は脱法ハーブ?で、らりる?のが趣味?

その薬物は郊外の住宅に住むアグネスという老女が栽培しているのだった

グレーテルのボウイフレンドがそこに買いに行くと、地下に監禁されて急いた実験されてしまうのだった。

実はアグネスは魔女だったのです。

日本劇場未公開です。









〇ヘンゼルとグレーテル 恐ろし森の魔女 2013

原題ヘンゼルとグレーテル


時代は現代、、、アメリカの田舎町に暮らすヘンゼルとグレーテル、

ヘンゼルはゲームオタク、妹は町のパン屋でバイトしている。

店主のリリスが作るミ―トパイが大人気だ、


ある日森に散歩に行ったヘンゼルとグレーテルは迷ってしまい

不思議な洋館にたどり着く実はそこはリリスが誘拐した人々を監禁して竈でこんがりと焼くという恐怖の館だった。リリスは人間の心臓を食って永遠の生命を手に入れた魔女だったのだ、

そして町のパン屋の後継者としてグレーテルを指名するのだった。

日本劇場未公開









〇ヘンゼルとグレーテル  2007

韓国映画


場所を韓国に移し替えたコリア版ヘンゼルとグレーテル


割とよくできてます。




さて続いては、、、、


白雪姫映画?って昔から


結構あるんですよね?



まあそんな昔にはさておいて


最近また白雪姫ブーム?で


(グリム童話誕生120周年)


いくつか見かけます。





○スノーホワイト   シガニーウイーバー主演のホラー?版。

  





○アドベンチャー・オブ・スノーホワイト   タイトル通り白雪姫が冒険するんです。

  






○白雪姫と狩人 えーとこれは邦題はなんでしたっけ?

 






○ミラーミラー  「白雪姫と鏡の女王」が邦題だった?








○スノーホワイト

 


などなどがあります。








最期に一つのグリム童話というのではないのですがグリム全般に基づいた


ダークファンタジー映画を紹介しましょう。






〇グリムズフォレスト  black forest    未


黒い森に迷い込んだ夏至ツワーの客たちが次々とグリム童話通りの魔女や妖怪に襲われて殺戮されてゆく。結構グロ場面あり。注意。結構この映画、、私的には好きです。

夏至祭りの夜、グリムの森に探検に来たツアー客が、グリム童話の世界そのままの世界に迷い込み

グロイ殺され方をするというダークファンタジーです。

赤ずきんとか、、七人のこびととか出てきますがグロイです。

ツアー客の美人のおねーさんがこびとに食われてしまいます。

ダークな雰囲気は出てますし私はこういう作品好きです。

最後のオチは。

二人だけ生き残ったがツアーの出発点の村へ戻ってくると

そこはなんと15年もたっていたという、、「浦島感?」

そういう落ちです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ