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エリザベス女王杯の約束

 先週JBC3レースはいまいちの結果だったがアルゼンチン共和国杯で収支は若干プラスになった。エリザベス女王杯の少し前に知り合いの女性に会った。昔付き合っていた彼女の同僚の“翔子”さんだ。暫くぶりに話をすると昔の彼女は転職したらしい。それで翔子さんに誘われて会う事になった。


 私に会いに来たのは“何かの相談をしたい”との事だった。後から知ったのだが翔子さんは私の事を好きだったようだ。ただ先に友人だった元カノに先を越された為、一度諦めて別の人と交際したが好きになれず合コンなどもしていたが良い人に恵まれなかったようだ。

「ねえ、なかさん。私と付き合ってくれない?すぐに返事はしなくていいからよく考えて・・・。」


 私の場合はこの季節になると不思議と彼女が出来る。クリスマスが近いからなのか?告白されることが多い。昔なら喜んで付き合っていたのだが女性運が悪い自分には即決できない事は翔子さんも知っている。


私は少し考え笑みを浮かべ、

「今週札幌競馬場で会いませんか?エリザベス女王杯を翔子さんが的中するか、私の応援するステイゴールド産駒が来たら交際します! あ、これは冗談ですよ。一緒に見に行った後軽くお酒でも飲みませんか?それから始めましょう。」


翔子さんは少し笑いこちらを見て頷いた。


私は日曜が来るまでに他の用事も済まさないといけない事もあり、浮かれる事はなかった。


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