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春のG1開催。そして私は・・・。

 私は春分の日に、とある場所に行った。そこは精神科が有名な病院だった。

理事長から指示された通り、出向する予定の病院に来た私を出迎えてくれたのは、理事長の友人でこの病院の院長先生だった。


「君の事は聞いているよ。『暫く預かって欲しい』と言われてね。事情を聴いたら、君が『精神不安定で問題を起こした』と言ってたよ。」


「私は、その問題が何か?を聞いていないのですが・・・。御存知でしたら教えて頂けませんか?」


「詳しくは知らないが、“泥酔して暴れた”らしいよ。それで診察を受けた方が良いと判断したようだ。今日は休日だからね。カルテは用意していないので簡単な質問だけ答えて下さい。」


 私は理事長の意図が分かり納得できた。泥酔した後、記憶が無くなって暴行したのかも知れない・・・。ストレスが溜まっていたのは事実だったし、眠りも浅い事も多かった。これらの事を全て先生に話した。


「聞いた感じだと軽い“うつ状態”かと思います。来週にでも“出向名目”で来なさい。軽い安定剤を出して様子を診ましょう。君は優秀だと聞いているので、ここで暫く働きながら治療に専念するといいよ。」


私は、次の日に理事長に会い、暫く精神科病院でお世話になる事を報告した。お礼を済ませ、和史や清にもサークルは暫く休む事を連絡した。詳しい事は話さなかったが、察していたようだ。


G1レースは予想を続けるし、少しは買うだろう。ストレス解消になるなら問題ない事は確認済みだ。ただし、お酒は暫く飲まない。これだけ問題を起こしたら当然の選択だ。


私は、新たなスタートを切る。

そして、高松宮記念から春のG1シリーズが始まる。


私は、気負わないで予想する事にした。

狙いは、実績のある馬、アレス、ナック、ロジを予想する。




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